お役立ちラボ

2025年8月21日

海外販売にも対応!越境ECにおける決済方法の選び方


海外販売にも対応!越境ECにおける決済方法の選び方

越境ECに挑戦する上で、物流と並んで重要になるのが決済方法の選定です。

海外の顧客は、日本国内のユーザーとは異なる決済方法を好む傾向があり、選択肢の少なさが購入の障壁になることも少なくありません。

ユーザーによって使いやすい決済を用意することは、売上アップだけでなく、スムーズな購入体験や信頼感の醸成にもつながります。

本記事では、越境ECにおける決済の重要性や選び方のポイントなどについて解説します。

越境ECにおける決済の重要性

越境ECに取り組む上で、決済方法の選定は極めて重要な要素の1つです。商品の魅力や価格がいかに優れていても、利用できる決済方法が限られていると、消費者は購入をためらってしまう可能性があります。

特に海外ユーザーは、サイトの言語や表示通貨だけでなく、自分が普段使っている決済方法が使えるかどうかにも敏感に反応しがちです。

現地で一般的に利用されている支払い方法を導入することは、安心感の提供につながり、購入完了率の向上にも寄与します。

また、決済のユーザー体験(UX)がスムーズであるかどうかも、コンバージョン率に直結するポイントです。入力項目が多すぎたり、ページ遷移が複雑だったりすると、途中で離脱される可能性が高まります。

ECの海外展開を成功させるには、単に決済を導入するだけでなく、いかに現地ユーザーにとって使いやすいかを意識しましょう。

国・地域ごとの主要な決済方法の違い

越境ECでは、各国・地域で主に利用されている決済方法を導入することが欠かせません。

ここでは、日本とアジア4カ国のECにおける主要な決済について解説します。


参照:越境EC成功の裏に“決済”あり!知っておきたいアジア8カ国の決済事情|KOMOJU

日本

日本のEC市場では、依然としてクレジットカードが主流で、2024年のオンライン取引額の55%を占めています。ただし、近年はスマホ決済の浸透により、PayPayや楽天ペイ、au PAYといったデジタルウォレットの利用も広がりつつあります。

越境ECを展開する上では、クレジットカードとデジタルウォレットの両方に対応することが、ユーザーの利便性を高めるカギとなります。

中国

中国のEC決済では、AlipayとWeChat Payという2大デジタルウォレットが圧倒的なシェアを誇ります。

2024年時点でオンライン取引の84%がデジタルウォレット経由で行われており、2030年には89%まで拡大する見通しです。現金の使用はごくわずかで、POS取引における現金決済はわずか5%と、アジア太平洋地域で最も低い水準にあります。

ユーザーはモバイル端末での即時決済に慣れており、手軽さとスピードが求められる傾向が強いため、中国市場に向けた越境ECでは、これらのウォレット対応が必須と言えるでしょう。

韓国

韓国ではクレジットカードとデジタルウォレットの両方が広く利用されています。2024年時点でクレジットカードが51%、デジタルウォレットが32%の取引シェアをもち、後者は今後さらに拡大する見込みです。

KakaoPay、Naver Pay、Samsung Payなどのモバイル決済サービスが浸透しており、特にKakaoPayはチャットアプリ「カカオトーク」と連携していることで高い利用率を誇ります。

韓国市場では、利便性やアプリ連携を重視するユーザーが多く、越境ECにおいてはスムーズで直感的な決済導線の整備が鍵を握るでしょう。

シンガポール

シンガポールは、政府が主導してキャッシュレス社会の実現を推奨してきた国であり、EC決済にもその姿勢が色濃く表れています。

2024年のオンライン取引では、デジタルウォレットが39%、クレジットカードが37%とほぼ拮抗。GooglePayやPayLah!などの電子ウォレットや、即時送金が可能なPayNowも広く利用されています。さらに、仮想通貨による決済が1%を占めるなど、新技術の導入にも積極的です。

越境ECにおいては、こうした多様な支払い方法への対応が、現地ユーザーの信頼を得るために重要です。

フィリピン

フィリピンでは、GCashやMayaなどのデジタルウォレットが急速に普及しており、2024年はEC取引の39%を占めました。特にGCashはユーザー数6,600万人超、加盟店450万以上と圧倒的な存在感を持っています。

ただし、現金文化も根強く残っており、代金引換(COD)も全体の19%と人気です。A2A決済の比率も徐々に増えており、今後の伸びが期待されます。

こうした決済方法の多様化に対応することで、フィリピン市場での越境ECの成功確率を高めることができるでしょう。

越境ECに適した決済方法の選び方

続いて、越境ECにおける決済方法を選ぶ時の4つのポイントを解説します。

  • 対応エリア・国際通貨への柔軟性
  • 決済手数料や為替手数料の違い
  • セキュリティと不正利用防止策
  • 顧客サポートや導入サポート体制

対応エリア・国際通貨への柔軟性

越境ECでは、ターゲットとなる国や地域で利用されている決済方法に対応しているかどうかが重要なポイントです。

国や地域によって主に利用されている決済は異なります。ある地域ではカード決済が主流である一方、他の地域では電子マネーやQRコード決済が多く利用されている場合も。

また、現地通貨での支払いに対応していると、ユーザーにとって安心感が増し、購入率の向上につながります。

利用可能な通貨の種類や地域ごとの主要決済への対応状況をあらかじめ確認しておくことで、顧客満足度の高いショッピング体験を提供することが可能です。

決済手数料や為替手数料の違い

決済サービスを選ぶ際は、決済手数料や為替手数料の仕組みも重要な判断材料になります。

手数料が高すぎると、利益率を圧迫するだけでなく、購入者側に追加負担が発生してカゴ落ち(購入途中での離脱)の原因になることも。

特に為替手数料は見落とされがちですが、国際取引では細かなコスト差が積み重なって大きな影響を及ぼします。決済方法ごとのコスト構造を比較し、継続的に利益が出せる運用が可能かどうかをしっかり見極めましょう。

セキュリティと不正利用防止策

海外との取引が増えると、支払い時の不正利用や情報漏洩のリスクも高まります。そのため、決済サービスのセキュリティ機能は慎重にチェックすることが大切です。

不正検知システムや2段階認証、トークン化など、最新のセキュリティ対策が導入されているかを確認しましょう。加えて、ユーザーに安心感を与えるためには、購入画面でのセキュリティマークの表示や、SSL化された通信環境も重要です。

安全な決済環境を整えることは、信頼獲得とリピート率の向上にもつながります。

顧客サポートや導入サポート体制

決済サービスを導入した後も、トラブルや不明点への迅速な対応が求められます。

特に海外取引では、タイムゾーンや言語の壁があるため、24時間対応のチャットサポートや多言語対応のヘルプデスクがあるかどうかも重要です。

また、初期導入時にサポートがあるかどうかも見逃せないポイント。マニュアルの提供や技術的なサポート体制が整っていれば、トラブル時もスムーズに対応できます。

導入後の運用を安定させるためにも、サポート体制の充実度をしっかりチェックしておきましょう。

越境ECなら決済代行サービス「KOMOJU」がおすすめ!

越境ECを展開するなら、多様な決済方法に対応した「KOMOJU」がおすすめです。

初期費用・月額費用一切不要で、クレジットカードやQRコード決済、コンビニ払い、さらに海外で利用される海外ローカル決済まで一括導入が可能。ShopifyやWixなどの主要なECプラットフォームにも対応しており、迅速に導入できます。

さらに、売上の入金サイクルは最短1週間とスムーズ。PCI DSS準拠の高いセキュリティ水準で、安全性も万全。世界中のユーザーに対応し、売上拡大を目指すEC事業者に最適な決済代行サービスです。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

まとめ

今回は、越境ECにおける決済方法の重要性や選定のポイントについて解説しました。

海外ユーザーの購買意欲を高めるには、現地で支持されている決済方法を導入し、使いやすく安心できる環境を整えることが欠かせません。

これから越境ECを始める方や、海外売上を拡大したい事業者の方は、海外ユーザーが安心して購入できる環境づくりを意識してみてください。

資料ダウンロード