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多言語翻訳ラボ
2021年12月20日

工場における効率化の成功事例とは?そのポイントもご紹介


近年、少子高齢化により多くの業界で働き手不足が嘆かれており、モノづくりの柱となっている工場でも、そのような問題が目立ってきています。

残業時間の削減など、法整備が急速に進んでいる今、どのような方法が業務効率を上げてくれるのか模索している方も多いのではないでしょうか?

ここでは、工場で実践されている業務効率化の成功事例とあわせて、そのポイントをご紹介していきます。


工場における効率化の成功事例

平成28年より進められた政策「働き方改革」により、柔軟で効率の良い企業体質を社会全体で作る取り組みが注目されています。

こういった業務効率化や生産性向上が求められる背景には、労働人口減少があり、世界と戦っていく上で、必要不可欠だという認識が広まっています。

特に、日本のモノづくりは「メイド・イン・ジャパン」品質が世界的にも高い評価を得ているので、それを保ちながら世界へ発信し続ける為には、工場の効率化は必須条件となります。

ここでは、工場における効率化に成功した事例を3つご紹介していきます。

事例1:教育研修を見直し作業ミス削減(株式会社小糸製作所)

自動車照明器具を開発製造している株式会社小糸製作所では、製品の組立作業で起こる手戻りが多く、課題となっていました。

そこで、教育研修に問題があると判断し、従業員が作業手順をより理解しやすいよう、VRコンテンツを導入しました。

VRでの研修は、作業手順が視覚的に理解ができるので、従来の紙のマニュアルより圧倒的に理解しやすかったという意見が多く、作業手戻りが90%削減し教育に関わる時間も180時間カットされたそうです。

事例2:実践に近い環境での訓練で技術工向上(Honda)

Honda(本田技研工業)では、作られている車の種類も多く、作業員もたくさんいる為、車体の組立訓練や検査作業の訓練をどのようにすればスムーズにできるかが課題でした。

実践に近い環境での訓練が実現できれば、即戦力となる人員の確保ができるとVRを活用しています。

組立作業の場合は、作業中の姿勢ではどのような見え方をするのかを再現し、検査作業の訓練では、実際の検査ラインと同様の流れを撮影したものを使い、作業工程の流れを確認し、技術向上に活かされています

事例3:製造工程の自動化で生産性アップ(久野金属工業株式会社)

久野金属工業株式会社では、自動車部品などの金型加工を従業員の手で行われていましたが、もっと生産性を上げて効率的に進めたいという課題がありました。

また、従業員の属人的なコツや勘からなる加工作業も見直しをしたいという思いもあり、職人技のノウハウを仕組みに、ロボットによる製造工程の自動化を実施。

ロボットに任せられるものと、人でなくてはいけない業務と分けることで、従来よりも効率よく生産性を上げています

工場における効率化の成功事例からみる共通するポイント

工場における効率化の共通するポイントは、現場の人が主体となって取り組む「現場主体」にあります。

業務効率化や生産性向上の近道となるのは、経営者の視点での業務改善ではなく、現場の人間が業務を俯瞰し、どのフローで無駄が発生しているのかを見極めて、上層部と情報共有をし、ネックとなっている所を改善することです。

また、現状を把握した上でのゴールイメージを設定することも大切です。

例えば、「工場の作業過程でミスを0にする」といった大きな設定から「今年度、作業ミスを50%減少させる」という具体的な目標を決め、その目標達成に必要な方法は何かを選定します。

そこから、ミスが多い理由を解明し、その対策を練ります。仮に事前研修に問題がある場合は、どういった研修内容にすればいいのか策を講じます。

そして、新たな制度やツールの導入した際には、必ず成果の検証も行うことが大切です。

工場では多くの人材が働いています。業務の効率化を図るには、上層部と現場で働く人との定期的な意見交換で、現場で何が起きていて課題となっているのか把握し、改善していくことが重要となります。

工場の効率化に最適なツールとは?

人手不足や熟練者の減少など、課題を抱えている工場も多いかと思います。しかし、今の時代、様々な技術が発展しており、その力を借りることで解決できる場合もあります。

ここからは、工場の効率化を実現してくれるツールをご紹介します。

ロボット

ロボットは、人が苦手とする単調で単純な長時間作業を高速で正確に行うことができます。ケアレスミスなどの人為的なミスを減らし、長時間稼働でも品質を安定化することが可能です。

また、生産量の変動があっても、人件費をかけずに作業を進めることができ、安定した工場経営が期待できます。

RPA

RPA(Robotic Process Automation)は、定型業務を自動化し、業務効率を向上させてくれるソフトウェアです。

大量のデータ処理作業の自動化が実現できるので、工場での在庫管理・受発注業務・商品情報・顧客情報などに活用することで、これにかかる作業時間を削減し、従業員はより付加価値の高い業務へ取り組むことができます。

センサー

センサーを活用した工場は、「スマート工場」と言われ、近年注目されています。

特にIoT(Internet of Things)センサーの導入が目立っており、このセンサーを工場内に設置することで、生産管理の自動化やメンテナンス対象の危機を自動検知したり、作業員が危険個所へ近づいた際にアラームで知らせたりすることができます。

IoTセンサーの活用により、人や機械の動作をデータ化し、そこから課題を見つけ、改善していくことができます。今後、5Gの普及でIoTの運用がさらに容易となるのではないでしょうか。

VR

VRは、仮想空間上に、現場を具現化することができるので、教育研修・試作品のモックアップなど情報の共有に適しており、限られた時間の中で理解を深めることができ、無駄な時間を削減できます。

時間や場所を選ばないので、教育研修において個人のスケジュールに合わせて利用ができ、体感学習が実現できるので、学習効率の向上に期待ができます。

危険が多く失敗の許されない作業の場合、安全教育への活用も注目されています。

まとめ

労働人口の減少により、工場でも従業員一人一人の業務効率化が課題となっています。

昨今、様々な業務効率をサポートするツールが提供されており、新たな改善策として導入をしている工場も多くあります。

しかし、工場によって現状の課題や解決に適したツールは違ってくるので、しっかりと使いこなせるよう、慎重に検討することをおすすめします。

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弊社では、“工場の効率化に最適なツールとは?”の項目でご紹介したVRサービスを提供しています。

ObotAI VR」は、教育研修や技術伝承など座学だけでは伝えきれないものを体感で学習でき、時間や場所を問わずに利用ができるので、個人のレベルやスケジュールに柔軟に対応ができます。

多言語での対応ができる為、外国人材の登用を進めている工場でも問題なく使っていただけます。

効率的で理解をより深められる環境の整備で、従業員の技術の均質化と生産性アップに繋げます。

別コラム「VRで工場はどう変わる?メリット・デメリットをご紹介」では、VR×工場についてのご紹介もしているので、こちらも併せて参考にしてみてください。