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2022年4月22日

中学校におけるICT教育とは?各教科での活用と事例をご紹介


これからの社会を生きていくために、ICTの活用は不可欠で、「社会全体のICT化」という政府の方針により、文部科学省が中心となって、全国の小学校・中学校・高校では、ICT教育が進められています。

文部科学省が定める教育課程「新学習指導要領」のもと、情報活用能力を身に着けるべく、学習の基盤となる資質と能力をバランスよく育成する為に、教科ごとの特質・学習過程を踏まえてICTを活用し、主体的・対話的を意識し、有意義で深い学びの環境作りを進めています

また、小学校・中学校・高等学校の学校段階でICTを活用した教育内容は変わっています。

ここからは、中学校におけるICTを活用した教育について解説していきます。


中学校におけるICT教育とは

ICT教育の目的は、自分で考えて行動ができ、創造的な人材を育成することです。

ICT機器を用いた学習では、多くの情報や動画へ触れることができ、従来の黒板・ノート・教科書だけを使った勉強よりも学習内容の幅が広がり、理解度も高くなります。

また、資料の共有や学外の人との意見交換もでき、社会へ出て活躍する為に必要な「協働的な学び」も実現できます。

プロジェクターや実物投影機等を活用し、生徒の関心や知りたいという意欲を高めたり、物事の流れなどわかりやすく理解させ、よりリアリティをもって学習するという点に意識をおき、進めています。

中学校でのICT教育の学習状況

2017年3月に小学校及び中学校の新学習指導要領が公示され、現在進行形で進んでいるICT教育ですが、学習状況が気になる所です。

国立教育政策研究所が公表をしている、「令和3年度 全国学力・学習状況調査の結果」によると、ICTを活用した授業は増加しており、「ほぼ毎日実施した」と回答した小中学校は50%以上になっています。


画像出典:令和3年度 全国学力・学習状況調査の結果(国立教育政策研究所)

また、児童生徒に行った「学習の中でコンピュータなどのICT機器を使うのは勉強の役に立つと思いますか」という質問調査では、肯定的な回答が90%を超えています。


画像出典:令和3年度 全国学力・学習状況調査の結果(国立教育政策研究所)

中学校では、次期学習指導要領の全面実施が2021年度から始まったばかりなので、ICT教育の具体的な効果は期待されている段階であり、試行を積み重ねながら、中学校だけではなく、全体を通して、日本のICT教育の在り方が確立されていくと思われます。

中学校で進められているICTを活用した教育内容

ここでは、中学校で進められているICTを活用した教育内容について、3つの教科をピックアップし、ご紹介していきます。

英語


画像出典:GIGAスクール構想のもとでの中学校外国語科の指導について(文部科学省)

ICT機器を活用し、英語話者との「本物のコミュニケーション」の機会を作ったり、電メールやSNSを使った実践的なやり取りなど、生徒の興味・関心をより高め、指導の効率化や言語活動の更なる充実を図っています。

理科


画像出典:GIGAスクール構想のもとでの理科の指導について(文部科学省)

自然の事物・現象に直接触れ、適宜コンピュータや情報通信ネットワークなどを適切に活用しながら、観察・実験を行い、課題の把握、情報の収集・処理などを通して科学的に探究する力や態度を育み、児童生徒の学習の場を広げたり、学習の質を高めています。

数学


画像出典:GIGAスクール構想のもとでの中学校数学科の指導について(文部科学省)

数学の学習過程において、シュミレーションソフトなどを用いて、問題解決を行ったり、様々な観点から考え、追求していき、理解を深めています。頭の中で考えていたものをICTを活用して具現化をし、周囲との情報共有をすることで、新たな発見を得ています。

中学校でのICT教育事例

学校によって、特色のあるICT教育をおこなっています。
ここでは、10校をご紹介します。

目白研心中学校


画像出典:目白研心中学校

2021年度より本格的にICTを活用した教育を行っており、全ての普通教室に最新の電子黒板・高速Wi-Fiが整備され、Active Learning型の授業が行われています。

電子黒板+iPadを活用した授業では、今まで以上に先生と生徒や生徒同士の思考の共有が可能となり、様々な新しい取り組みを行っています。

また、学習以外でもICTを活用しており、大勢が集まる学年集会など、各クラスでZOOMを利用しておこなっています。

桐蔭学園中等教育学校


画像出典:桐蔭学園中等教育学校

生徒全員がiPadを貸与されており、授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」を活用し学習に取り組んでいます。

新型コロナウイルスの影響で、約2か月間の自宅学習期間がありましたが、ICT機器を上手く活用し、普段と変わりのない授業を実施しました。

また、桐蔭学園中等教育学校では、Active Learning型の学びを取り入れており、オンライン授業になってからも、その学びを止めずに成長させ、生徒の「自分から学び、自分から知識を吸収していく」という姿勢が育まれています。

新渡戸文化中学校


画像出典:新渡戸文化中学校

新渡戸文化中学校では、「社会とのつながり」と「選択の機会」を軸に考えられた、3Cカリキュラム(「Core Learning」・「Cross Curriculum」・「Challenge Based Learning」)を実施しています。

その中で、全ての学びの基本となる部分に、ICTを活用しています。

個々の最適化学習を支援する為、様々な自己学習iPadアプリを使用したり、課題の配信や提出には、GoogleClassroomを利用したり、その他にも、ロイロノート・keynote・Sketchesなどを活用し授業を進めています。

郁文館中学校


画像出典:郁文館中学校

中学1年次より、Chromebookを1人1台所持し、調査や研究への活用をしたり、Google Classroomを使ってのグループ学習で、協働・発表・課題の提出にも活用しています。

その他にも、毎朝25分間の英語学習やプログラミング教育にも活かされており、学習効率・学習レベルが向上していると実感されています。

明星中学校


画像出典:明星中学校

中学3年生以上の生徒全員にiPadを支給し、特定の教科だけではなく、様々な形での活用をしています。

英語の授業では、予習のお知らせ→授業→自分の考え、答えを書き込む→みんなの解答の一覧→テーマについて討論→モニター上でリアルタイムの e-learningという流れでICT機器を活用し授業を進めています。

その他にも、先生と生徒・生徒同士でのコミュニケーションツールとして使用をし、情報を取捨選択するリテラシースキルにも役立てています。

三田国際学園中学校


画像出典:三田国際学園中学校

「BUILD =築き上げる、形成する、将来を描く」をスローガンにICT教育をおこなっており、生徒は1人1台のタブレット端末かノートパソコンを所持し、学習の記録・分析・プレゼン作成など日々活用しています。

動画・音楽・アニメーションの製作や、3Dモデリングやプログラミングなど、新たなモノを創る喜びを感じながら、生徒のアイディアを活かし、学びを支えるパートナーとして役立てています。

東京都市大学 等々力中学校


画像出典:東京都市大学 等々力中学校

生徒1人1台のiPadを所持し、主要教科だけではなく、実技教科から部活動や行事での活用をしています。

「Life is Tech Lesson」というツールを使い、オンライン上でプログラミング学習をおこなったり、レゴ® マインドストーム® を用いたロボットプログラミングを実施したり、歴史の授業では、授業動画やロイロノートを活用した、反転授業への取り組みをおこなっています。

常翔学園中学校


画像出典:常翔学園中学校

生徒1人1台iPadを持ち、授業・面談・家庭学習に活用をしています。

授業前には、分野・難度に合わせた教材を配信し、授業中には、生徒同士がファイルを共有し、共同学習の活発化を図っています。

教員もデータを見ながらの面談指導に活用をしており、学校全体でICT教育の強みを活かした取り組みをおこなっています。

西武台新座中学校


画像出典:西武台新座中学校

開校当初より全生徒へiPadを用意し、ICT教育に取り組んでおり、「Classi」や「Google Classroom」といった共通のツールを使用しています。

インターネットを使った情報収集から、アプリケーションを使用したプレゼンテーション資料の作成をしたり、運動時の動画を撮影しフォームの確認をしたりと、視覚的・直感的な思考力を育てる学習指導をおこなっています。

日出学園中学校


画像出典:日出学園中学校

日出学園では、最先端ICT機器を「手段」としてではなく、ICT機器や情報社会との関わり方を教えていくという「目的」として活用しています。

また、教員の主観で選定した環境ではなく、生徒自身が取捨選択をし、失敗をしながらも学んでいくという環境があり、その結果、授業以外でもICTの活用が広がっています。

その為、生徒自身による豊かな発想と試行錯誤からICTを活かした独自の文化が生まれており、中学1年生・2年生は年に1回「ICT行事」が実施されたり、リアルタイムコメント投稿による生徒総会などがあります。

当社の新サービスである、ICTを活用した教育プログラムも導入しており、当社スタッフのサポートのもと、生徒自身が専用カメラで校舎内を撮影し、シナリオ構築を含むAIチャットボットの作成などを通し、母校の魅力や特徴を詰め込んだVR映像の製作に取り組んでいます。

まとめ

中学校でのICT教育は、小学校で習得をしたコンピューターの基礎的な操作や情報モラルを用いて、より実践的で、主体的な活用をおこなっていきます。

必要な力をつけていくと共に、どうすれば自分の考えを伝わりやすく表現できるか、様々なツールを活用し、学びの幅を広げていきます。

当社では、ICTを活用した教育プログラムをサポートする「Welcomist VR」の提供を開始しました。

シナリオ構築を含む情報技術に触れることで、論理的なプログラミング思考を育むことにも繋がり、AIチャットボットの制作過程で、学校の魅力や特徴について再認識することができます。

【日出学園中学校・高等学校が導入している「Welcomist VR」】


画像出典:日出学園中学校・高等学校 バーチャル学校紹介
今後の新しいICT教育プログラムをお考えの方やご興味のある方、是非ご相談ください。

また、こちらのコラム以外にも、ICT教育に関するコラムを掲載しています。併せてご参考にしてください。
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