Shopifyは、法人・個人に関係なく簡単にECサイトを構築できるサービスです。しかし、ShopifyでECサイトを作ったからといって、必ずしも商品が売れるわけではありません。
商品が売れない時、そこにはどのような原因があるのか、気になりますね。
本記事では、Shopifyで商品が売れない4つの原因と、商品が売れるようになる7つのポイントをご紹介します。Shopifyを既にご利用の方も、これから利用する方も、売上アップのために、ぜひ参考にしてみてください。
Shopifyで商品が売れない4つの原因
それでは、早速Shopifyで商品が売れない4つの原因をご紹介します。
1つでも該当する場合、そのECサイトには改善が必要かもしれません。自社・自分のECサイトと照らし合わせながら確認していきましょう。
販売している商品に原因がある
商品が売れない時、ECサイトのデザインなど外観的な原因を見つけようとする方が多いのですが、まずは足元を見ることが大切です。
販売している商品に、そもそもの原因があるかもしれません。主に考えられる問題は、次のようなものです。
- 市場における需要が少ない
- 商品の付加価値が低い
- トレンド性の高い商品だった
「これは売れる!」と思った商品が、実は市場において需要が少ないということは多々あります。運営者の主観のみで販売する商品を決めてしまうのが、こうした問題が発生する理由です。
Shopifyに限らず、ECサイトなら商品の付加価値にも着目しましょう。
世界中に、様々なECサイトが存在する時代です。商品の付加価値(商品が持つ特別な価値)を高め、他社商品との差別化を図ることが売上に直結します。
また、トレンド性が高い商品は、ブームが去ると売上が一気に下がります。
トレンド性の高い商品ばかりを扱っているECサイトは、バイオリズムのように売上が変化し、不安定な運営を強いられます。
販売している市場に原因がある
商品を販売している市場が想像以上に小さいとき、目標とする売上を達成するのは難しく、市場により、消費者総数や取引総額が異なります。
大きい市場ほど、ビジネスチャンスは多いですが、競合も多いのが難点となります。
ECサイト運営者の中には、競争を避ける戦略としてニッチ(小規模)な市場を狙うことがあります。
しかし、あまりにニッチな市場では、消費者総数も取引総額も小さくなるため、競争率が低い分、売上規模もまた小さくなってしまいます。商品そのものに問題がなければ、市場を見直す必要があります。
マーケティング(集客)に原因がある
「良い商品を作れば売れる時代」は終焉しています。
良い商品は、当たり前に溢れているものであり、これに加えてマーケティングに積極的でなければ、商品は売れません。
インターネット・スマートフォン・SNSの普及により、消費者が触れる情報量は膨大になり、企業主体で情報発信する時代ではなくなりました。
これにより、消費者は自分にとって必要な情報を取捨選択し、自ら発信するようになります。
そうして起こったのが、ニーズの多様化であり、現代消費者は「自分に合った商品」を探すことに極めて貪欲となっています。
マーケティングを積極的に行い、商品のターゲットに対して、ピンポイントな情報発信を行えなければ、その商品は認知すらされないかもしれません。
PDCAサイクルに原因がある
PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・観察(Check)・改善(Act)、という4つのプロセスを1つのサイクルとした基本的なビジネスフレームワークです。
PDCAサイクルを正しく回すことで、現状のECサイト運営をより良い方向へ持っていくことができます。
「PDCAサイクルは古い」という見解もありますが、何事も基本が大切です。PDCAサイクルは、現在も有効なビジネスフレームワークであり、愚直に実行することで確実にECサイト運営を改善することができます。
ただし、言葉で説明するほど簡単なものではないので、しっかりとポイントを押さえて、正しいPDCAサイクルを回し続けることが重要となります。
Shopifyで商品が売れないから脱却する7つのポイント
「Shopifyで商品が売れない4つの原因」でご紹介した内容で、当てはまるものはありましたでしょうか?
答えが「YES」なら、すぐに改善に取り組まなければいけません。ここからは、Shopifyで商品が売れるようになる7つのポイントをご紹介します。
商品のSTPを明確にする
STPとは、「セグメンテーション(Segmentation)」「ターゲティング(Targeting)」「ポジショニング(Positionig)」の頭文字を取った市場分析のフレームワークのことです。
- セグメンテーション:市場を細分化する
- ターゲティング:細部化した市場からターゲットを決める
- ポジショニング:ターゲット市場における立ち位置を決める
STPを明確にすると、正しい市場で正しいターゲットを見つけ、競合との違いを明確にしながら、ECサイト戦略を考えられるようになります。
ECサイト運営では、基本的な分析フレームワークなので、必ず取り入れましょう。
商品に付加価値を追加する
商品に付加価値を追加するにあたって、まずは「難しく考えないこと」が大切です。
ターゲットのニーズを掘り下げて、課題を解決するような機能・サービスを提供するだけで、商品の付加価値は高まります。
例えば、相場価格の2倍で販売されているNAS(ネットワーク型ストレージ機器)があると仮定します。単に、デザイン性を良くするだけなら売れる確率は低いです。
一方で、「高齢者やIT機器が苦手な消費者に向けて、無制限の電話サポートを提供する」という付加価値を追加すると、どうでしょうか?
一部の市場・ターゲットに対して高い付加価値を発揮し、通常価格のNASを販売するよりも、高い売上を確保できるかもしれません。
商品に付加価値を追加する場合は、最初にターゲットが抱えている課題・願望などを整理して、そこから新しい機能やサービスをデザインしていくことをおすすめします。
ストア内対策を実施する
ストア内対策とは、ECサイト内の要素を改善したり、マーケティングを実施したりして、商品のCV(コンバージョン)率や集客数を高める施策です。主に次のような施策があります。
ストア外対策を実施する
ストア外対策とは、ECサイト外において集客を行うための施策です。主に、リスティング広告とSNS広告が該当します。
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにて、検索キーワードに応じて表示されるページ上に出稿する広告です。
検索キーワードに応じて広告出稿できるため、高い集客効果があります。
SNS広告とは、TwitterやInstagramなどのSNS上に出稿する広告です。
SNS広告では、精巧なターゲティングが可能であり、ターゲットに対して、ピンポイントに訴求できる強みがあります。
短期的・中期的な施策をミックスする
ストア内対策・ストア外対策はそれぞれに、短期的・中期的な施策で分かれています。
Shopifyで商品を売れるようにするには、これらの施策をミックスし、相互に補完し合う関係を作らなければいけません。
例えば、SEOは高い集客効果を持ちますが、中期的な施策なので、効果が出るまで時間がかかります。そこで、リスティング広告やSNS広告を組み合わせて、短期的に集客する施策を取り入れる必要があります。
Shopifyでおすすめのマーケティングとその成功ポイントは、『今やるべきShopifyマーケティング11選!施策ごとにコストや効果もご紹介』でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ストアの滞在時間・回遊率をアップさせる
消費者がECサイトに滞在する時間や、サイト内での回遊率をアップさせると、SEO効果が高まり、GoogleやYahoo!での露出が増えることがあります。
滞在時間・回遊率をアップさせるのにおすすめしたいのが「VRソリューション」です。
すぐに取り入れてみたいとお考えの方には、バーチャルストアが誰でも簡単に構築ができる、最新のShopifyアプリ「VRSHOPiI(VRショッピー)」がおすすめです。
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VRSHOPiIは、今までにないECサイトを構築でき、新しい顧客体験を生み出し、ECサイトの滞在時間・回遊率に貢献し、ひいてはSEO効果を高めてくれます。
チャットボットを活用する
チャットボットは、近年のECサイトに欠かせないツールです。カスタマーサポートとECサイト上の接客を補完するツールであり、顧客満足度向上に貢献します。
AIを搭載した、より高度なチャットボットなら、消費者が送信した自然言語を処理して、最適な解答を返します。
商品に対する不安・疑問、配送や手数料などに関する質問に対しても、スピーディに返答できるため、ECサイト利用におけるストレスを軽減できます。
まとめ
本記事では、Shopifyで商品が売れない原因と、商品が売れるようになるポイントをご紹介しました。
Shopifyで商品が売れないときは、必ず何かしらの原因があります。正しい原因を突き止め、しっかりと改善すれば、売上は間違いなく増えていくと思います。
まずは、4つの原因のうち、自社・自分のECサイトに当てはまる原因は何かをじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
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バーチャルストアは、画像(オブジェクト)や動画で、商品情価値を視覚的に訴求することができるので、ユーザーにブランドの世界観をより深く認識してもらう事が可能です。
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