Shopify(ショッピファイ)は、誰でも簡単にECサイトの構築・運営ができるサービスです。世界175ヵ国で提供され、170万以上のShopifyストアが作られており、日本でも注目されています。
皆さんの中でも、Shopifyを使ってECサイト運営をはじめてみようと思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなShopifyを利用するメリット・デメリットや、実際のShopifyストア運営事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Shopifyストアを運営するメリット・デメリットとは
Shopifyストア運営を成功させるには、メリット・デメリットの両方を熟知することが大切です。
ここでは、Shopifyストアを運営するメリット・デメリットを詳しく解説します。
7つのメリット
ここからは、Shopifyストアを運営する7つのメリットについて解説していきます。
低コストでECサイト運営を始められる
Shopifyは、月々の利用料金を支払うことで、ECサイトを簡単に構築・運用できるサービスです。以下はその料金表となります。
画像出典:Shopify
ベーシックプランなら月額25ドル(約3,500円)で利用でき、ECサイトの構築・運営に必要な機能はすべて揃っています。※1ドル=140円で計算
ECサイトをゼロから構築するとなると、ソフトウェア費用や制作依頼費用、サーバーレンタル費用など、様々な初期費用と運用費用がかかります。
そうした費用と比較すると、ShopifyでのECサイト構築・運営は圧倒的に低コストです。
プログラミング不要でECサイトを構築できる
ECサイトをゼロから構築しようとすれば、プログラミング知識が必須となります。あるいは、Web制作会社への依頼が必要です。
Shopifyなら、プログラミング不要でECサイトを構築できます。Shopifyに用意されたテーマを適用するだけで、魅力的なECサイトがわずか数分で完成します。
Shopifyペイメントなら取引手数料がかからない
Shopifyペイメントとは、Shopifyが独自に提供している決済サービスです。
顧客は、Visa・Mastercard・JCB・American Expressのクレジットカードと、Shop pay・Google pay・Apple payの電子決済が利用できます。
ECサイトでShopifyペイメントを設定すると、取引手数料がかかりません。Shopifyペイメントを利用しない場合、各プランでの取引手数料は次のようになります。
- ベーシック:2.0%
- スタンダード:1.0%
- プレミアム:0.5%
売上の0.5〜2.0%が徴収されないため、それだけ多くの収益を得られます。
※クレジットカード決済手数料は徴収されます
アプリやテーマが豊富でカスタマイズ性が高い
Shopifyでは、無料のものから有料のものまで、アプリやテーマが豊富に提供されています。アプリを導入すれば新しい機能を簡単に実装でき、テーマを変更すればECサイトの印象をガラッと変えることができます。
もちろん、HTML/CSSを操作して独自のデザインを作ることも可能です。プログラミング言語を用いて、さらに本格的にカスタマイズすることもできます。
国内はもちろん海外配送にも対応している
Shopifyは、世界中で提供されているECサービスということもあり、海外配送に対応した機能も備えています。Shopifyで配送したい地域を設定すると、インボイスや納品書の作成ができ、配送業者も選定も行えます。
多言語対応で越境ECも運営できる
Shopifyでは、設定によってECサイト内の言語を自動的に翻訳する機能が備わっています。また、通貨換算も自動で行われるため、Shopifyは越境ECサイトを運営する上でも頼りになるサービスとなっています。
売上や在庫状況をスマホからも管理できる
Shopifyを使って構築したECサイトの売上や在庫状況などは、スマートフォンからも管理できます。商品の追加なども行えるため、ECサイトの運営に必要な作業は、ほとんどスマートフォンで完結します。
3つのデメリット
ここからは、Shopifyストアを運営する3つのデメリットについて解説していきます。
ShopifyでECサイトを立ち上げるだけでは集客できない
ShopifyでECサイトを立ち上げるのは簡単ですが、集客まで自動化されるわけではありません。ECサイトを立ち上げたら、ブログやSNSの運用、広告などを戦略的に実施して、集客に努める必要があります。
細かくカスタマイズするにはHTML/CSSが必要
Shopifyを細かくカスタマイズする場合は、HTML/CSSの知識が必要です。
「テーマを適用するだけではブランドの世界観を反映できない」・「もっとオリジナリティが欲しい」という場合には、HTML/CSSを使ってカスタマイズしてみましょう。
日本語対応していないアプリが多い
Shopifyが日本市場に参入したのは、2017年と最近のことです。そのため、Shopify内で提供されているアプリの中には、日本語対応していないものが多く、不便に感じることもあるかもしれません。
【メリット・デメリットから見る】Shopifyストアを運営すべき人・企業の特徴
ここでは、Shopifyを使ってECサイト運営すべき人・企業の特徴をご紹介します。
自分・自社に当てはまれば、Shopifyの利用を検討してみましょう。
まずは小さいECサイトから始めたい
「販売したい商品はあるがコストを抑えたい」・「自社商品のネット販売を試験的に始めたい」など、まずは小さいECサイトを作って商品を販売したいという人・企業にShopifyはおすすめです。
月額約3,500円から始められ、ある程度規模が大きくなっても、月額約9,660円(69ドル)で利用ができます。必要に応じてプランを変えれば、適正コストでECサイトを運営できます。※1ドル=140円で計算
ECサイトをゼロから作る知識・技術がない
ECサイトを使って商品を販売したいが、ECサイトを作る知識・技術がなくて困っていた、という人・企業にもおすすめです。前述のように、ShopifyではECサイトを作るにあたってプログラミングは不要です。
Shopifyに登録し、クレジットカード決済を行い、好きなテーマを適用すればECサイトがすぐに完成します。
越境ECサイトで日本の商品を海外に発信したい
市場拡大が続く越境ECに参入したい人・企業は、多いと思います。日本には、魅力的な商品が多く、海外顧客に人気が出れば、世界を相手にしたECビジネスが行えます。
Shopifyは、世界的に提供されているECサービスとなっており、越境ECサイト運営のための機能が備わっているのが大きなメリットです。
Shopifyを利用すれば、個人でも企業でも、越境ECサイトをすぐに始めることができます。
メリット・デメリットを活かしたShopifyストア運営事例3選
最後に、Shopifyを使って実際に運営されているECサイトを3つご紹介します。
MARIANA OCEAN(マリアナオーシャン)
画像出典:MARIANA OCEAN
MARIANA OCEANは、当社が運営するオリジナルソープブランドのECサイトです。
VR(仮想現実)ソリューション「VRSHOPii(VRショッピー)」を使って作成したバーチャルストアとShopifyを連動させています。
▼VRSHOPii マンガ動画▼
※画像をクリックすると動画が再生されます。
バーチャルストアは、今までにない全く新しい顧客体験を生み出すことができるので、ECサイトのブランディングにお困りの方は、活用されてみてはいかがでしょうか。
KINTO(キントー)
画像出典:KINTO
KINTOは、1972年に創業したテーブルウェアブランドです。2010年から海外販売が始まり、今では世界中に多くのファンを抱えています。
Shopify Theme Detectorを使ってKINTOが使っているテーマを調べたところ、オリジナルテーマを使用しているようです。シンプルかつ洗練されており、ブランドの世界観が感じられるECサイトです。
Cute Things from JAPAN(キュートシングスフロムジャパン)
Cute Things from JAPANは、日本風情が感じられるような、かわいい雑貨を販売しているECサイトです。日付スタンプなど、日本では当たり前に使われている商品は、海外でも珍しく人気があります。
Shopify Theme Detectorで調べたところ、Cute Things from JAPANでは「Expanse」という有料テーマを使っている模様です(約3万8,400円)。
Cute Things from JAPANのようなECサイトを構築したい人・企業は、Expanseを使ってECサイトを作ってみてください。
まとめ
本記事では、Shopifyを利用するメリット・デメリットや、実際のShopifyストア運営事例をご紹介しましたShopifyにはデメリットもありますが、メリットの方が大きいと感じる人・企業の方が多いと思います。
好きなアプリやテーマを使いながらECサイトをカスタマイズし、自分・自社だけのオリジナルECサイトを作ってみてください。
当社では、新しいショッピングスタイルとして注目されている「バーチャルストア」を、簡単に構築できるShopifyアプリ「VRSHOPii(VRショッピー)」を提供しています。
▼VRSHOPii 紹介動画▼
※画像をクリックすると動画が再生されます。
VRSHOPiiは、お手持ちのスマートフォンに、3Dモデルを作成できるMatterportアプリをインストールして、デジタル化したい空間を撮影し、Shopifyの管理画面にて3Dモデルを読み込み、設定作業をすることで「バーチャルストア」を構築できます。
バーチャルストアは、画像(オブジェクト)や動画で、商品情価値を視覚的に訴求することができるので、ユーザーにブランドの世界観をより深く認識してもらう事が可能です。
Shopifyでのオンラインショップ運営をお考えの方、ぜひご検討ください。
また、当社では「SEO集客支援」も行っており、ご興味ある方を対象に「現状分析&競合分析」資料を無償でお作りしています。
▼「現状分析&競合分析」資料サンプル▼
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当社スタッフがしっかりとサポートしますので、お気軽にご相談ください。