お役立ちラボ

2023年10月19日

注目の「メタバース×観光」のメリット・デメリットとは?国内外の事例もご紹介


以前から「バーチャル〇〇」という言葉を耳にする事はありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により人の往来に制限ができ、オンラインツールを活用したサービスを目にする機会が増えました。

旅行や観光業においても、その動きが見られ、VR技術を用いて地域の魅力を届ける「バーチャルツアー」など、国内外から様々な方法で発信されています。

本記事では、メタバースを活用した観光のメリット・デメリットや、国内外の事例をご紹介します。

メタバース観光とは

メタバースを活用した観光とは、バーチャルリアリティ技術を使用して、旅行や観光体験を提供することを指します。

ユーザーは、実際に現実世界に存在する場所を訪れることなく、バーチャル空間でその場所を体験することができます。

これにより、行くことが難しい場所や景色をより自由に体験できたり、高齢者や体の自由がきかない方でも、気軽に観光体験をすることが可能となります。

また、メタバースはオンライン環境が整っていれば、誰でも好きな場所からアクセスができ、イベント・交流・購買活動ができるので、旅行や観光業にとって必要なコンテンツがそろっています。

非接触でありながらも実在感があり、旅行や観光コンテンツとも相性が良いとされています。

日本だけでなく世界でも、地域が主体となってメタバースを活用した観光への取り組みが増えています。

メタバースを活用した観光のメリット

観光業において、実際に訪れることのできない場所(一般の人が入れない文化遺産など)や時間を気にすることなく体験できる「メタバース観光」には多くのメリットがあります。

ここでは、メタバースを活用した観光のメリットについて解説します。

アクセスの向上

メタバース観光は、オンライン環境があれば誰でも参加できます。

また、国境関係なく世界中からアクセスできるのが最大のメリットで、遠距離の旅行が難しい高齢の方や、身体に障害を抱えていて移動が難しい方でも旅行を楽しむことができます。

現実とは違い、時差を気にせず、好きな時に世界中の行きたい場所へ観光することができるので、より自由な旅行をすることが可能となります。

さらに、大都市圏から遠い場所や少し不便な土地の場合でも、VR技術を活用することで、より効果的なマーケティングやプロモーションを行うことができます

リアルな体験ができる

旅行や観光のプロモーションは動画を使ったものが主流となっており、現地の雰囲気や魅力を直感的に伝えるという形ではおすすめの方法ですが、見る人側からすると、どうしても受け身になってしまいます。

対して、メタバースを活用した旅行・観光の場合は、参加者はアバターとして仮想現実に入り、自ら見たい場所へ向かい楽しむことができます。

また、アバター同士のコミュニケーションもできるので、参加者同士の交流・現地の人との交流・案内人との交流など、実際に現地を訪れたような体験が可能となり、「交流できる」という強みを生かし現地への誘客にも期待ができます。

新たなマーケットを作ることができる

メタバースでの旅行の場合、交通費や宿泊費といった費用がかからないので、気軽に参加することができます。

ツアーの場合でも、無料だったり、かかっても数千円程度で参加できるものが多いので、経済的な理由やまとまった休みが取りにくい人でも利用できます。

また、交通費・宿泊費・ツアー代があまり発生しない分、メタバース内に名産品を購入できる店舗を作ってECサイトに誘導したり、メタバース内限定の有料イベントなど、新たなマーケットを構築することで、観光地の雰囲気を伝えながらも経済活動をすることが可能となります。

観光業界の新たな収益源・現実での観光客の増加

旅行・観光業界は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きな打撃を受けました。メタバースを活用することで、コロナのような予測不能な事態が起きても、収益を得ることができます。

また、メタバース観光でその地の魅力を知った人が、実際に訪れるきっかけとなったり、観光需要の起爆剤となるマーケティングチャネルとして活用が期待されています。

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メタバースを活用した観光のデメリット

メリットが多いメタバースを活用した観光ですが、デメリットも存在します。メタバースは発展途上の産業であるため、現在デメリットとされている点も、この先、解消されるかもしれません。

ですが、これから導入をお考えの方は、現在あげられるデメリットも理解したうえで、検討してみてください。

初期費用がかかる

メタバースを活用するにあたって、仮想空間を構築する必要があるので、そのための初期費用がかかります。

しかし、仮想空間を一度作ってしまえば、公開し続けることができるので、イベントごとの設営費がかからないなどメリットもあり、長期的な活用計画があるのであれば、コストパフォーマンスは良いかと思います。

運用が必要となる

メタバースに限らず言えることですが、作って終わりではなく、その後の運用の仕方も重要となります。

よりユーザーが楽しんでくれるコンテンツ作成や、交流が生まれるための仕掛け作りなど、プロモーション活動は必須となります。

「メタバース×観光」の実現ができるサービスを提供している会社

ここでは、「メタバース×観光」の実現ができるサービスを提供している会社を3社ご紹介します。

株式会社ObotAI


画像出典:株式会社ObotAI

株式会社ObotAIでは、360°ウォークスルー閲覧を可能としたバーチャル空間の中で、臨場感ある体験や様々な情報発信ができ、オリジナルバーチャルストアを併設することができる「VRSHOPii」を提供しています。

バーチャル酒蔵ツアーやアパレル業界、インテリア業界など様々な業界での導入実績があり、顧客の要望に応じて最適なツールの提案や活用法をご提案しています。

また、VRSHOPiiをはじめバーチャル空間での多言語対応ができる多言語AIチャットボット「ObotAI」や、1対1での多言語接客をスムーズに行える「翻訳チャット」など、オンライン上での「言葉の壁」の課題を解消するツールも提供しており、行政や地方自治体などでも活用されています。

様々なユーザーが訪れるメタバース空間での、一人ひとりに最適な顧客体験を実現できるツールをお探しの方におすすめです。

株式会社リプロネクスト


画像出典:株式会社Lipronext

株式会社リプロネクストでは、企業や自治体におけるメタバースサービスの導入支援や、海外向けの観光PRなども目的としたメタバースでのイベントなどの制作を行っており、リアルな魅力を届けるコンテンツ作りや発信など、トータルでサポートしています。

また、東京都の河川施設を紹介する「東京都 河川施設 360°バーチャルツアー」という特設サイトを制作しており、河川事業の取り組みをバーチャル上で疑似体験しながら学べる内容となっています。

クラスター株式会社


画像出典:クラスター株式会社

クラスター株式会社では、メタバースプラットフォームである「cluster」の開発・運営を行っており、cluster内では、オリジナルアバターや会場、演出などの制作を顧客の要望に応じて提供しています。

clusterでは、2022年に世界最大級のバーチャルフェスである「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」を開催しており、6日間で約40万人がトークショーや音楽ライブなど、様々なイベントをオンライン上で楽しみました。

渋谷以外にも、行政と取り組んだイベント実績が多数あります。

メタバースを活用した観光の事例

近年、メタバースを活用した観光を提供する企業・自治体も増えてきました。「メタバース観光」は、国内のみならず、世界的にも注目されています。

ここでは、国内と海外の事例をご紹介します。

【国内事例】京都市、宇治市、滋賀県大津市(NAKED GARDEN ONE KYOTO)


画像出典:NAKED GARDEN ONE KYOTO

2022年9月15日〜2022年12月25日に、デジタルアートを数多く手掛けているネイキッド社と、京都市、宇治市、滋賀県大津市、各市の観光協会である公益社団法人京都市観光協会と公益社団法人宇治市観光協会等ともに協力し、現実とメタバース上のバーチャル世界を組み合わせて体験できる「NAKED GARDEN -ONE KYOTO-」という次世代型街歩きプロジェクトを開催しました。

プロジェクトサポートのパートナー企業に、株式会社三菱UFJ銀行や、株式会社サイバーエージェントなどを迎えた大型プロジェクトとなっています。

京都をひとつの庭に見立て、市・城・寺・神社・展望台・大学といった様々なジャンルの垣根を越えて、京都の歴史的建造物を舞台としたバーチャル体験で、京都の文化をアートやエンタメを含めて世界へ発信しました。

【国内事例】沖縄(バーチャルOKINAWA)


画像出典:VIRTUAL OKINAWA

バ―チャルOKINAWAでは、首里城や国際通り商店街などの沖縄の観光地を再現したメタバース空間で観光体験をすることができます。

また、ライブコマースを開催し、沖縄出身バンドや沖縄の伝統芸能団体のライブ、沖縄のVTuberとのコラボイベントなどといったエンターテイメント企画も実施されており、沖縄を身近に感じられる作りとなっています。

【国内事例】大阪(バーチャル大阪)


画像出典:バーチャル大阪

大阪府・大阪市では、2025年に開催予定の「大阪・関西万博」に向けて、大阪の魅力をメタバース上で構築し、世界に発信する「バーチャル大阪」を公開しています。

大阪の観光スポットである、道頓堀や大阪城、梅田スカイビルなどの代表的な建造物を見たり、大阪市街を散策することができます。

大阪・関西万博に向けたPR活動も行っており、新エリアやコンテンツの更新にも力を入れています。

【国内事例】琴平バス(メタバースツアー)


画像出典:琴平バス株式会社

香川県にある琴平バス株式会社では、以前より「KOTOBUS」としてオンラインバスツアーを行っていました。

2022年の5月には、メタバースバスツアーとして、四国のVTuberが案内をするツアーが開催され、現地ガイドとのライブ中継などを行い、動画とリアルタイムの情報を駆使した演出で、ユーザーを楽しませました。

【海外事例】フランス


画像出典:Google Arts&Culture ヴェルサイユ宮殿VRツアー

芸術の国として知られるフランスは、VRやARをはじめとしたXR技術の先進国でもあり、早くから観光や芸術業界などでXR技術の活用の取り組みが進められてきました。

リアルな没入感が得られるVRの活用も多く、ヴェルサイユ宮殿をVRで自由に散策できる「ヴェルサイユ宮殿VRツアー」や、名画「睡蓮」などで有名な印象派の画家であるクロード・モネが暮らした「モネの家」を回遊できる「モネの家VRツアー」など、自宅にいながらもフランスの歴史や芸術を楽しめるコンテンツを発信しています。

【海外事例】韓国


画像出典:韓国・ソウル市が世界初、メタバースによる公共サービス提供を開始─公文書発行も手軽に(知財図鑑)

韓国の首都・ソウル市では、バーチャル行政プラットフォーム「メタバースソウル」を2023年1月16日より運用開始し、2026年までサービスの定着を目指しています。

メタバースソウル内では、観光名所・ソウル広場・相談ブースなどが設置され、
市民や企業の活動や、外国人向けの観光情報を発信するなど、様々なユーザーと行政をつなぐ場として運用を進めています。

まとめ

本記事では、メタバースを活用した観光についてご紹介してきました。

メタバースを活用することで、距離や時間を気にすることなく、より気軽に旅行・観光体験ができるようになり、これまで体調や金銭面で諦めていた人にとってもハードルが下がるため、幅広い需要と新たなビジネスチャンスがある分野と言えます。

また、メタバースを活用した観光は、地方自治体などの活性化に繋がりますので、目的や課題を明確にしたうえで取り組んでみるのも良いのではないでしょうか。

当社では、視覚的訴求力のあるVR空間で、観光名所等をPRしながらバーチャルストアにて、その地の特産品などの商品を販売することができる「VRSHOPii」を提供しています。

VRSHOPiiで構築したバーチャル空間では、多言語AIチャットボットの案内サポートを活用しながら、ユーザーは自分の好きなタイミングで観光ができ、気になる商品を購入することができる「新しい観光体験」の提供が可能となります。

また、バーチャル空間内に設置できるバーチャルストアは、越境ECに強いShopifyとのカート連携が可能なので、インバウンド施策としての活用もできます。

▼VRSHOPii 紹介動画▼

※画像をクリックすると動画が再生されます。

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