2021年9月13日

【自治体・企業向け】コロナ時代におすすめのVR旅行とは?背景から成功事例まで解説!


「VR」と聞くと、ゲームやテーマパークがイメージされてきましたが「VR元年」と称された2016年以降、様々な分野へVRの導入が進みました。

5年経った現在では、住宅業界や観光業界に留まらず、医療業界やアパレル業界など、幅広く普及しています。ここからは、普及が進むVR旅行について詳しく解説していきます。

New call-to-action

コロナ時代にVR旅行がおすすめされる背景

2020年初頭から全世界がコロナ禍となり「ロックダウン」と呼ばれる都市封鎖や、外出自粛を余儀なくされる「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が幾度となく発出されてきました。

ここからは、そんなコロナ時代において、VR旅行がおすすめされている背景について、詳しく解説していきます。

新型コロナウイルス感染症の蔓延

新型コロナウイルス感染症が蔓延することにより、余暇の一つである「旅行」は、感染リスクや感染拡大の要因とされるようになりました。

特に「3密」と呼ばれる「密集」「密接」「密閉」は、感染リスクが非常に高く、県外移動のみならず人流を抑制するための「不要不急の外出自粛」が求められています。

航空会社や鉄道会社を初めとした旅行会社は、キャンセルに伴う赤字が拡大し、人員削減や店舗縮小などを行ってきました。

しかしながら、度重なる「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」により、削減や縮小だけでは経営不振となるため、様々な打開策に踏み切っています。

打開策の一つに、まるで現実かのように体験することができる「VR(仮想現実)旅行」サービスを開始しました。

VR旅行は、移動を伴わず非接触で楽しむことができるため、オンライン上で手軽に非日常を感じることができます。

VR旅行は、新型コロナウイルス感染症拡大による救済措置としてではなく、パンフレット以上の臨場感を得られる下見(リサーチ)や、超高齢社会である我が国にとって、高齢者サービスとして、収束した後も重宝されるのではないかと、注目されています。

5Gサービスの利用開始

限られたエリアではありますが、2020年3月から5Gサービスの利用が開始されました。

4G回線に比べると、5G回線は超高速化されるため、解像度の高い4K動画や8K動画など、大容量コンテンツをスムーズにストレスなく見ることができます。

5Gサービスの利用が開始されることで「VR」「AR」「MR」と呼ばれる、体験型世界が活用しやすくなります。

土産需要の低迷

新型コロナウイルス感染症により、観光業界が大きな打撃を受けていると報道されていますが、観光業界に直結しているお土産業界も「禁じ手」と呼ばれている値下げへ踏み切っています。

行き場のなくなったお土産に対して「在庫処分」という形で、売り上げを目的とせず、廃棄を減らすために、値下げを行う企業も少なくありません。

土産メーカーでは一般的に、ブランド価値を下げないよう、安易に値下げは行いませんが、コロナ禍となりブランド価値と廃棄のバランスを考えながら、値下げに踏み切っています。

単にVRで旅行することを目的とせず、お土産を紹介するサービスとしても活用することで、ネットでは知られていないお土産に、出会うきっかけにもなります。

語り継がれる歴史

日本は、列島が4つのプレートから成り立っているため、地震や火山活動が活発であり、アジアモンスーン地域に位置していることから、台風などの集中豪雨が起きやすいです。

また、唯一の被爆国である日本は、原子爆弾による被害を語ることのできる国でもあります。

しかしながら、原爆投下から76年経つ日本では、被爆経験を語り継いできた方々は、ご高齢となり、高齢化が進む被爆者の体験談を、どのように語り継いでいくか議論されています。

そこで、各視点から説明することができ、VRチャットボットを活用することで、後世に語り継ぐことが可能になります。

オンライン上で見聞きすることができるため、2024年度から導入される「デジタル教科書」においても、臨場感のある学びを提供することができます。

VR旅行を学べるおすすめの成功事例

「VR旅行」という単位で、一括りにしてしまうと、用途が限られてしまいますが、使い方や楽しみ方は、観光地によっても異なります。

ここからは、成功事例としておすすめの観光地をご紹介していきます。

万里の長城

画像出典:Great Wall of China Travel Guide & Tours
世界の来場者数ランキングで、観光スポットとして2017年に1位となった「万里の長城」は、日本人観光客にも人気があり、一生に一度は行ってみたいと言われている世界遺産です。

新型コロナウイルス感染症拡大により、海外旅行が難しくなった今だからこそ、もう一度見たい場所として選ばれています。

テレビなどで切り取られた場所を見るのではなく、VR旅行の特徴でもある「自由な視界」でゆっくり観光したい方に人気です。

ゴーグルを必要としないため、スマートフォンやパソコンがあれば、思いつきで楽しめるの環境です。

貴船神社

画像出典:【 貴船神社をVRツアーで楽しもう | 京都 360°パノラマVRツアー 】 Produced By Creative Office Haruka
春夏秋冬で違った顔を持ち、由緒ある「貴船神社」は、季節ごとの楽しみがあり、人気の観光スポットです。

京都府という土地柄もあり、インバウンド観光客が増加していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大以降、外国人観光客の激減により、観光客が大幅に減ってしまいました。

貴船神社が行っているVRツアーは、ゲーム感覚で操作することができるため、VR初心者でもストレスなく楽しむことができます。

VRツアーでは「日中・夜・雪」と、3つの顔を見ることができるので、時間などの都合により、見に行くことができない方や、どの顔を実際に見に行きたいかの下調べとして活用することができます。

バーチャオトゥアン ナーダシーロー像

画像出典:The statue of Kru Ba Chao Teung Na Dha See Lo (พระรูปเหมือน ครูบาเจ้าเทือง นาถสีโล)/Matterport
タイにある「バーチャオトゥアン ナーダシーロー像」は、4K3DのMatterportを活用しているため、館内を鮮明な画質でウォークスルー閲覧することが可能です。

海外旅行の場合は、治安などの心配から、観光したくても断念してしまうことがあると言われています。

しかしながら、VR旅行の場合は、治安などの心配もなく、安心して子供から大人まで幅広い層が楽しむことができます。

VR旅行を実現するためのおすすめツール

有意義な時間を過ごすためのVRツアーを実現させるためには、様々なツールが必要になってきます。ここからは、VR旅行を実現するために必要なおすすめツールをご紹介していきます。

多言語AIチャットボット

専属ガイドとなり「知りたいこと」に対して、多言語でサポートすることが可能なツールです。対面では聞きづらいことも、有人ではないため質問しやすく、24時間365日対応可能であるところも魅力的です。

数値予測やアンケート収集も可能であるため、多言語対応のみならず、マーケティングとしても幅広く活用することができます。
関連記事:VRではチャットの活用が重要?事例と共にメリットやデメリットをご紹介!

VRゴーグル

VRゴーグルを使用することにより、日常が視界に入らないため、没入感を高めることができます。デメリットとしては、ゴーグルを購入する必要があるため、費用面での負担が発生するところです。

現在は、VRゴーグルを着用しなくてもVR空間を楽しむこともできるため、没入感を追求したVR旅行でなければ、ゴーグルの着用は必須ではありません。

Matterport

カメラの上部・正面・下部に、距離を測るカメラと、空間を認識させるカメラが、横並びについており、6つのカメラによって、自由な角度から空間を見ることができます。

Matterportは、6つのカメラが立体空間を創り上げ、3Dの模型データを作成することができます。

Matterportが持っている3つの視点は「Googleストリートビュー」のような空間移動(ウォークスルー)、自由な角度から見ることのできる立体模型(ドールハウス)、真上から見る平面図(フロアマップ)となります。

距離を測るためのカメラには、赤外線機能が搭載されており、誤差1%未満で空間を測定することができるので、家具や建物内を簡単に計測することができます。

今まで容易く近づけなかった、美術館などに置かれている展示品などに対しても、大きさを測ることが可能になります。
関連記事:Matterport(マターポート)によるVR空間で臨場感のあるコミュニケーションを実現!

まとめ

2020年初頭から「コロナ時代」となり、地方自治体などにおいては、様々な方法で観光振興に取り組んできました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、打つ手立てがなく、深刻な状況が続いています。

「Welcomist VR」は、一方的な鑑賞に留まらず、多言語コミュニケーションツールとしても活用することができるため、様々な側面から地方を盛り上げることができます。
次世代VRボットを活用した多文化・観光DXのご提案

「Welcomist VR」導入にあたり、トライアル期間も設けているため、ぜひ一度お問い合わせください。
オンライン予約はこちら

【「Welcomist VR」サンプル動画の再生⇩】
※Matterportを使用した実際のデモを操作してみたい方は「お問い合わせ」より〝Welcomist VRのデモ操作を希望〟とご記載ください。
お問い合わせはこちら


Welcomist VRは、接触や移動を不要とする「制限のない」VR空間上で知りたいことを「24時間365日」多言語で回答してくれるAIチャットボットです。

360°の世界で生まれた「知りたいこと」に対して、次世代AIチャットボットが多言語でご案内します。

New call-to-action
MENU