私たちが普段食している「とうもろこし」は、別名「スイートコーン」と呼ばれており、糖度が高いことから、子供からご年配まで人気のある夏野菜です。
また、スイートコーンは、産地の特徴(気候など)によってブランド化され、100種類以上の名称が存在しています。
ここでは、とうもろこしの糖度や品種をランキング化し、おすすめ商品をご紹介していきます。
とうもろこしの糖度ランキングBEST15
とうもろこしは、新鮮であればあるほど糖度が高く、収穫から24時間が経過すると痛み始め、甘さと一緒に栄養価が半減していきます。
そのため、お店にあるとうもろこしの多くは、収穫からある程度時間が経っているので、糖度が維持されにくいと言われています。
とうもろこしの平均糖度は、16〜18度と言われており、20度前後になると「フルーツのような甘さ」と表現されるほど、感動的な甘さが口の中に広がります。
そこで、ここでは、糖度が高い「産地直送のとうもろこし」を、ランキング形式でご紹介していきます。
冨田農園
画像出典:冨田農園
冨田農園では、夜間に蓄積される糖分を損なわないように、夜明け前から収穫を行い、糖度20度前後のプレミアムコーンを栽培しています。
シーズン中のとうもろこしは、糖度が23度を超えることも珍しくなく、甘くてジューシーな味わいを堪能できます。
また、鮮度が糖度に影響するとうもろこしは、収穫から食すまでの時間が重要になるので、収穫次第順次発送という流れで、注文を受け付けています。
冨田農園のとうもろこしは、粒の一つ一つが穂先まで大きく、粒皮が硬くないので、歯の間に皮が挟まるストレスもなく、生でも美味しく食べられます。
【1箱6本入 1,200円】
一度食べたら忘れられない、この甘さなら納得です。
しんちゃん農園
画像出典:しんちゃん農園
しんちゃん農園では、柔らかい粒と弾ける食感が自慢の「甘々娘」と「甘太郎」を栽培しています。
糖度は、高いものだと21度を超えており、平均的にも20度前後と高めで、一粒一粒の甘さが口いっぱいに広がります。
ハマラノーエン
画像出典:八ヶ岳生とうもろこし
ハマラノーエンでは、鮮度を保ったまま届けられるように、とうもろこし専用のギフトボックスを設計して、もぎたてを発送しています。
また、最高糖度21度を誇る甘さと、こだわり抜いたデザイン性が評価され、2015年には「日本ギフト大賞 長野賞」を受賞しています。
ロックファーム京都
画像出典:ロックファーム京都
ロックファーム京都では、最高糖度21度を超える「京都舞コーン」を栽培しており、1年かけて仕込む土作りによって、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
京都舞コーンは、見た目の美しさや、おやつのように食べられる甘さから、メディアにも注目され、度々紹介されています。
つかちゃんファーム
画像出典:つかちゃんファーム
つかちゃんファームでは、クリスピーホワイトと呼ばれるシルバーコーンを栽培しており、焼いたり蒸して食べることよりも、生で食べることをおすすめしています。
なぜなら、クリスピーホワイトは、糖度が20度を超えるプレミアムコーンで、コクを堪能できるからです。
かまくら農園
画像出典:かまくら農園
かまくら農園では、幻の白いとうもろこしとして有名な「ピュアホワイト」を栽培しており、最高糖度は20度を超える甘さです。
ピュアホワイトは、収穫時期により糖度は変わりますが、平均して17〜18度を維持できるように、鮮度を追求した高い技術で、とうもろこしの甘さを引き出しています。
また、テレビや新聞など、複数のメディアで紹介された実績や、長印船橋青果株式会社の社長賞を受賞した経験もあります。
松島農園
画像出典:株式会社松島農園
松島農園では、沖縄自慢の太陽と汐風で育つ、真っ白なとうもろこし「汐風パール」を栽培しています。
汐風パールは、沖縄の気候を存分に活かすことで、驚異的な甘さ(糖度18〜22度)のとうもろこしを生み出し、一つ一つの粒は、パールのような輝きを放ちます。
ハナシマ農園
画像出典:ハナシマ農園
ハナシマ農園では、一株から1本しか収穫しないという、こだわりのある収穫方法を行っており、フルーツコーン専門農家として、とうもろこしを栽培しています。
糖度は、収穫のタイミングにもよりますが、16度〜20度を維持できるように、独自の有機栽培で美味しさを追求しています。
また、市場には出荷していないため出回りがなく、自社サイトからのみ注文を受け付けています。
おおさわファーム
画像出典:【公式】河口湖おおさわ園
おおさわファームでは、糖度のポイントになる朝晩の寒暖差や、ストレスのない環境によって「富士恵味」という、濃厚なとうもろこしを栽培しています。
富士恵味は、糖度が18度以上あり、一株から1本の収穫にしているため、ボリューム感とメロンのような甘さが自慢です。
鈴木農園
画像出典:遠州森町 鈴木農園
鈴木農園では、バイカラーコーンで有名な「甘々娘」と、弟分の「森の甘太郎」を栽培しています。
収穫時の平均糖度は、18〜20度あり、粒皮が柔らかく、口に入れた瞬間に果汁が溢れるので、生で食べても甘みを感じられます。
ファームタケアキ
画像出典:岐阜・各務原で人気の甘いとうもろこしと各務原市で人気の野菜ジエラート
ファームタケアキでは、60%以上の農薬を削減した低農薬、化学肥料を30%以上削減した有機肥料を活用し、生で食べられるフルーツコーン「味来」を栽培しています。
糖度は、18度前後なので甘く、果皮が柔らかいため、フルーツ感覚で食べることができます。
円香農園
画像出典:円香農園
円香農園では、とうもろこしにストレスを与えない収穫を目指しており、畑で作るのではなく、水分をたっぷり含む田んぼで栽培しています。
そのため、森のとうもろこしは、糖度が18度前後であり、ミネラルを豊富に含んだ、栄養価の高い味を体感できます。
武ちゃん農場
画像出典:武ちゃん農場
武ちゃん農園では、減農薬が困難なとうもろこしを、減農薬農法で栽培しており、1株から収穫するのは2本までに限定して、甘みを1本1本に行き渡らせています。
糖度は、最高で18度、平均して16度以上になっており、シャキシャキ食感と甘さの両方を楽しめます。
寺坂農園
画像出典:寺坂農園 感動野菜産直農家 | 北海道 富良野から通販で全国へお届け
寺坂農園では、糖度16度前後のサニーショコラを栽培しており、大手スーパーのバイヤーを唸らせた「美味しさ」が自慢です。
とうもろこしは、甘さに注目されがちですが、寺坂農園のオーナーは、風味や食感にもこだわっているため、総合的な美味しさを追求しています。
安田商店
画像出典:安田商店/田原市
安田商店では、白いとうもろこしの代表格でもある「ピュアホワイト」よりも入手困難な「雪の妖精」を栽培しています。
平均糖度は、フルーツと同等の15〜17度であり、1本が約400gとボリュームたっぷりなので、デザート感覚で完食できます。
糖度ランキングから気になるとうもろこしの種類
とうもろこし(スイートコーン)は、粒(コーン)の色味によって、大きく3つに分類されています。
ここからは、3つに種類分けされる「スイートコーン」の違いについて、詳しくご紹介します。
ゴールデンコーン
ゴールデンコーンは、粒の一つ一つが黄色で、スイートコーンの代表的な種類として、幅広く知られています。
名称は、粒が黄金色に輝いて見えることから、比喩的な意味を表す「ゴールデン(黄金)」を用いて「ゴールデンコーン」と名付けられました。
バイカラーコーン
バイカラーコーンは、粒の色が全て黄色のゴールデンコーンと、粒の色が全て白色のシルバーコーンを掛け合わせたものです。
粒の色は、3対1の割合で黄色が多く、3種類のスイートコーンの中で最も甘いため、人気のある種類です。
シルバーコーン
シルバーコーンは、粒の一つ一つが白色で、スイートコーンの中では流通量が少ないため、珍しい種類として知られています。
名称は、粒が白銀色に輝いて見えることから、比喩的な意味を表す「シルバー(白銀)」を用いて「シルバーコーン」と名付けられました。
一方、シルバーコーンは、別名「ホワイトコーン」とも呼ばれており、果皮の部分が他の2種類よりも柔らかく、甘みも強いため、サラダとして食べることができます。
【糖度番外】とうもろこしの品種ランキング BEST12
ここまでは、購入時に注目される糖度や、3種類に区分されている「とうもろこしの種類」について、ご紹介してきました。
ここからは、3種類に区分されたとうもろこしから、人気のある品種を、ランキング形式でご紹介していきます。
ゴールドラッシュ【ゴールデンコーン】
画像出典:和歌山県産朝採りとうもろこし「ゴールドラッシュ」販売中 JAタウン
ゴールドラッシュは、他の品種に比べて一つ一つの粒が大きく、穂先まで粒が大ぶりであることが特徴です。
また、粒皮が柔らかいため、口の中に皮が残りにくく、甘くてジューシーな果汁を、さっぱりした口当たりで楽しむことができます。
甘々娘【バイカラーコーン】
画像出典:生でも食べられる幻のとうもろこし、甘々娘(かんかんむすめ)・甘太郎(かんたろう)
甘々娘は、その名のように甘さが段違いで、フルーツやスイーツに例えられることから「フルーツコーン」や「スイーツコーン」とも言われています。
また、他の品種に比べて、収穫から24時間経過した後も、糖度が落ちにくい(落ちるスピードが遅い)ことが特徴です。
ピュアホワイト【シルバーコーン】
画像出典:令和4年産 白とうもろこし「ピュアホワイト」(鹿児島県伊佐市)【M~2L 約15本】
ピュアホワイトは、甘みの強いとうもろこしとして人気がありますが、粒皮が薄いことから実が破裂しやすく、栽培が難しいことでも有名です。
そのため、需要と供給が比例しておらず「幻のとうもろこし」という異名を持ち、入手困難な品種として知られています。
ピュアホワイトは、果皮が柔らかいため、茹でる必要がなく、生でも食べることができます。
きみひめ【ゴールデンコーン】
画像出典:南アルプスのめぐみ > とうもろこし > きみひめ
きみひめは、生産者が非常に少ない品種で、希少価値の高いとうもろこしとして、昨今注目されています。
きみひめの糖度が高い理由は、昼夜の寒暖差がある甲府盆地にあり、甘々娘などに比べると、マイナーではありますが、加熱することで、深みのある甘さを感じられます。
味来【ゴールデンコーン】
画像出典:JA道央 江別産 味来(みらい)スイートコーンL10本《8月中旬~発送開始》
味来は、一つ一つの粒が小ぶりではありますが、小さい粒の中に甘みが凝縮しているため、白米との相性が抜群です。
また、他のとうもろこしとは異なり、茹でると糖度が落ちやすいので、とうもろこしご飯にするなど、蒸して食べることによって、本来の甘さを感じられます。
ゆめのコーン【バイカラーコーン】
画像出典:【10本】粒がしっかりなゆめのコーン | かしづく
ゆめのコーンは、ピーターコーンのように、粒がバイカラーになっており、酸味のない旨みを感じられるのが特徴です。
また、他の品種に比べて、鮮度を保ちやすいため、収穫から時間が経っていても、糖度を維持できるので、スーパーで購入しても甘みを感じられます。
サニーショコラ【ゴールデンコーン】
画像出典:寺坂農園 感動野菜産直農家 | 北海道 富良野から通販で全国へお届け
サニーショコラは、生で食べることを前提とした品種であることから、純度の高いとうもろこしとしても知られています。
さらに、サニーショコラは、ずっしりとしたボリュームでありながらも硬くなく、茹でた後にベタベタしないのが特徴です。
白くまコーン【シルバーコーン】
画像出典:白くまコーン | 一般社団法人七夕協会
白くまコーンは、北海道限定で栽培されている品種で、商標登録されており「旭山動物公園公認のお土産品」としても親しまれています。
また、とうもろこしの生産者は、果物のような糖度や瑞々しさを「フルーティ」や「ジューシー」と表しますが、白くまコーンは、なめらかな味わいから「クリーミー」と表現されることが多いです。
森の甘太郎【バイカラーコーン】
画像出典:生でも食べられる幻のとうもろこし、甘々娘(かんかんむすめ)・甘太郎(かんたろう)
森の甘太郎は、甘々娘の弟分的な立ち位置で、男性を感じるネーミングから、粒が大ぶりだったり、後味がさっぱりした甘さになっています。
収穫時期は、甘々娘よりも少し後(7月初旬ごろ)になるため、お中元などで人気があり、市場に出回りにくい希少価値のある品種です。
ドルチェドリーム【バイカラーコーン】
ドルチェドリームは、デザートのような「甘さ」「旨み(味の濃さ)」「柔らかさ」「香り」を楽しむことができます。
また、バイカラーの美しさも加わり、ドルチェのように「人を魅了するとうもろこし」として、人気を誇っています。
ロイシーコーン【シルバーコーン】
画像出典:季節のおすすめ 『北海道産ロイシーコーン』 | 横浜水信オンラインショップ(フルーツギフト・果物通販)
ロイシーコーンは、一つ一つの粒が、真珠のような輝きを放っており、北海道で生まれた新品種として、ふるさと納税の返礼品で話題のとうもろこしです。
野菜ソムリエサミットでは、2018年から4年連続で金賞を受賞しており、輝く瑞々しさと、ほっぺたが落ちるような甘さは、審査員一同を虜にするほどです。
雪の妖精【シルバーコーン】
画像出典:高原の真珠と呼ばれる超最新ホワイトとうもろこし「雪の妖精」10本入送料込
雪の妖精は、白いとうもろこしで有名な「ピュアホワイト」に負けず劣らず、粒の白さと食感・甘さを改良したシルバーコーンです。
特に、白い妖精は、ピュアホワイトの弱点である「ゴールデンコーンのような食感(シャキシャキ感)」を楽しめます。
まとめ
本記事では、生産者がこだわり抜いて栽培した「プレミアムなとうもろこし」を、糖度・品種別にご紹介してきました。
ランキング入りしているとうもろこしは、フルーツと同等の糖度があり、生の味を美味しく楽しむことができます。
冨田農園のとうもろこしは、ご紹介した糖度ランキングの中で、一番高い23.3度もあり、夜間に蓄えた養分を損なわないように、夜明け前から収穫しています。
さらに、粒も大きく実が詰まっているため、ボリューミーでお腹いっぱいになります。
現在、今季の販売予約を受付中ですので、ぜひ一度、頬が落ちるような「感動的な甘さ」を体験してみてください。
執筆:株式会社 ObotAI
監修:冨田農園