お役立ちラボ

2021年8月25日

VR技術を活用して観光地をPR!おすすめの事例や活用方法をご紹介


新型コロナウイルス感染症を機に、昨今注目を浴びているのが、VR技術を活用して観光地やホテルの集客を行うPR方法です。

VRを活用したPRは、ホテルや旅館の下見をはじめに、宿泊施設周辺にある観光地(工場や寺院・お食事処)などに、サービスが展開されています。

ここからは、旅行業界の復活に期待されている「VR」の活用事例を交えながら、効果的な活用方法をご紹介していきます。

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VR技術を活用した観光事例

VR(バーチャルリアリティ)は、仮想空間を現実かのように体験することができるため、主にゲーム業界で活用されています。

しかしながら、外出自粛などによりオンラインでの活動が加速している昨今、様々な業界へVR技術が参入しています。

今回は、VR技術の参入が進む「観光業界」について、最新情報も交えながらご紹介していきます。

VR観光体験〜北海道美唄市〜

画像出典:美唄市観光体験

北海道美唄市では、新聞やテレビでは伝わりきれない市内の魅力を、アプリを通して自由自在に360°見渡せるようにしました。

スマートフォンを傾けると、システムが検知して、画面を傾けた方向に動く、バーチャル体験を可能にします。

美唄市観光体験の特徴は、VRゴーグルを使用しないことから、ユーザーに対して費用の負担がかからないところです。手持ちのスマートフォンから、アプリをダウンロードするだけなので、手間なく観光を楽しむことができます。

NINJA VR KYOTO

画像出典:beyond2020プログラム 認証事業/京都文化力プロジェクト2016-2020

京都府の京都文化力プロジェクトは、日本の芸術や文化を世界へと届けることを目的に、VRを活用した忍者体験を行っていました。

空き家を活用して、VR世界の出来事を現実世界でも体感できることで、VR忍者体験をアトラクションと位置付け、インバウンド需要を獲得していました。

GUNKANJIMA DIGITAL MUSEUM

画像出典:GUNKANJIMA DIGITAL MUSEUM

長崎県のGUNKANJIMA DIGITAL MUSEUMでは、バーチャル空間と現実世界を融合した「ホロレンズ」を使用したMRホロレンズ体験を行っています。

「MR(複合現実)」は、VRとARの融合で、現実にはない仮想の3D情報を表示して、カメラの動きと仮想情報を相互作用します。

MRは、VRやARを超えたデバイスで、現実世界の状況を把握し、デジタル映像をインサートすることができます。ユーザーの動きに合わせて、自由自在に回転させたり拡大・縮小を可能にするため、よりリアルな体験を実現できます。

TDK歴史みらい館

画像出典:TDK歴史みらい館

秋田県にあるTDK歴史みらい館では、館内のバーチャルツアーを無料で、YouTubeにて開催しています。

専用のアプリをダウンロードする必要がなく、慣れ親しんでいる動画アプリで操作することができるので、子供でも簡単に体験することができます。

VR幕末の会津若松

画像出典:会津若松市/「VR幕末の会津若松」のチラシ(4MB)

福島県会津若松市では、ゴーグルを必要とせず、子供たちに負担がない、裸眼で体験できるVR体感型シアターを開催していました。

幕末の会津若松について、子供たちが理解しやすいように、ゲーム仕立てのストーリー展開で、歴史を体験することができました。

ダイナミックな映像は、VR世界に没入しやすく、センサーによって自動計測をすることで、参加していることを実感し、飽きさせることなく楽しむことを可能にしました。

観光業界でのVR活用の未来

新型コロナウイルス感染症蔓延期において、衰退してしまっている観光業界に、VRを導入することで、観光業界の未来にどのように活用されていくのか解説していきます。

高齢者の在宅観光

画像出典:Reha VR

2020年に発表された日本人の平均寿命は、過去最高記録を更新し、世界保健機関(WHO)に加盟している国の中では、女性1位・男性2位と長寿大国となっています。

医療技術の発達や健康に対する意識が高いことから、健康寿命も伸び、観光を楽しめる時間が増えました。

しかしながら、精神的には元気でも、筋力が衰えることで、肉体的に観光をすることが困難な方もいます。

そこで活躍するのが、場所にとらわれることなく自宅や施設などで観光気分を味わうことができるVR観光です。

娯楽の中で上位に上がる「観光」は、長生きの秘訣である「楽しく生きる」ことの中心に存在し、生きる源の一つです。リアル観光のみならず、VR観光を導入していくことで、更に寿命が伸びることも期待できます。

宿泊ホテルの下見

画像出典:VRでハワイやバリ島などのホテルを360度ぐるっと見学/HIS

宿泊ホテルを決める際は、Webやパンフレットを閲覧し、与えられた平面上の情報から取捨選択することが定番でした。

しかしながら、HISでは、360°ホテルを下見してから決めることができる、VR見学を導入したことにより、希望に近いホテルとのマッチングを可能にします。

新婚旅行や大切な旅行の際、重要となるホテル選びに対して、活躍することが期待できます。

旅行の説明会

画像出典:HIS×世界一周旅行旅行デスク

通常の説明会では、伝えることのできない魅力を、VRを活用することによって、臨場感ある説明を可能にします。

エンタテイメント施設でもある、FIRST AIRLINESで行うことにより、ヴァーチャルとリアルを融合し、機内の中にいるような新感覚の体験型説明会を実現します。

観光以外でのVR活用の未来

観光業界でのVR活用事例を参考に、今後期待できるVR活用について解説していきます。

学校や塾でリアルに近い学びを提供

スマートフォンの普及により、小学校低学年でもスマートフォンの所有率は約20%となり、小学生の所有率も増加傾向にあります。

学校では、2019年から教科書をタブレット端末で読む「デジタル教科書」が導入され、2024年には本格導入されると言われています。

紙媒体からタブレット端末で学ぶことにより、VRが身近になることで、リアルに近い学びを提供することが可能になります。

教科書で見ていた美術品を、立体的かつ細かな部分まで見ることができるので、奥深くリアルに学ぶことができます。

ご当地グルメをVRショッピング

観光する際の楽しみの一つでもある「ご当地グルメ」を、VR観光時にお取り寄せできることで、現地購入のような、リアルな商品選びを可能にします。

見切り品などに対しても、購入者とのトラブルがないように、細やかな説明ができるため、廃棄を減らすことも期待できます。

避難訓練

日本は、四季があり美しい国だと言われている一方、様々な自然条件から、他国に比べて災害が発生しやすい「災害大国」です。

近年、自衛隊が派遣されるような、大規模の自然災害が毎年のように発生し、特に水害は後を経ちません。

学校では避難訓練を「教育」として位置付け、定期的には行っているものの、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために、避難訓練を延期している学校もあります。

しかしながら、災害は新型コロナウイルスの状況に関わらず突然襲いかかってきます。避難に対して知識がない子供たちが、災害時にパニックに陥らないためにも訓練は必要不可欠です。

そこで、昨今注目されているのが「VR訓練」です。実際の訓練では味わうことができないリアルな災害現場を体感しながら、避難することができるため「面倒臭い」と思われがちな避難訓練に対してもゲーム感覚で知識を蓄えることができます。

まとめ

新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、物事に対する価値観が大きく変わり、オンラインを活用した利便性を追求する時代になりました。

「Welcomist VR」は、新しい生活様式に寄り添い、VR空間の中でリアルに近い体験・コミュニケーションを可能にします。チャットボット機能のあるVRをご検討されている際には、トライアルを活用してみてください。
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