お役立ちラボ

2021年8月31日

VRが生み出す新感覚の旅行体験について注目点をご紹介!


人生を豊かにする娯楽の一つに「旅行」がありますが、スマートフォンの普及などにより、コロナ以前やコロナ禍では、若者の旅行離れが危惧されています。

新型コロナウイルス感染症の拡大による、外出自粛により、若者は「おうち時間」を充実させて、新しい「若者の生活様式」が確立されました。

リスクを伴う対面でのコミュニケーションから、リスクを伴わないオンラインでのコミュニケーションが主流となり、オンラインの楽しさや便利さを知っています。

ここからは「オンライン時代」へと変化した時代に、旅行気分を味わうことができる、新感覚の「VR旅行」についてご紹介していきます。
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VRでの旅行体験が注目されている背景

テレビで見る映像や、雑誌などで見る写真よりも臨場感があり、オンラインでありながらも、リアルに近い雰囲気を味わうことが可能なのがVRです。

ここでは、なぜVR旅行が注目されているのか、その背景をご紹介していきます。

新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛

VR旅行は、オンラインで旅行することができるため、外出を伴わないことから、感染状況に左右されず、ノーリスクで非日常を擬似体験することができます。

「おうち時間」の長期化によって、いかに満喫することができるのかを追求する時代になり、欲も深くなったと言われています。

VR旅行は、視野が自由になるため、切り取られた一部分ではなく、全体を見渡すことができます。

自分の趣向に合わせて、詳しく見ることができるので、ストレスを感じずに、世界観にじっくり浸りながら楽しむことができます。

日本の超高齢社会

日本は、2007年に超高齢社会へ突入し「介護ツアー」や「バリアフリー観光」など、高齢者に特化したパッケージをリリースし始めました。

高齢者の旅行意欲は衰えていない一方で「旅行に行きたいが不安がある」と感じている人は、70%を超えています。

気持ちの部分では、旅行に対する意欲があって、元気なのにも関わらず、長時間の移動やトイレが不安材料となり、体力の限界を感じて、諦めてしまう高齢者は少なくありません。

そこで、体力に限界を感じた高齢者が、自宅などで無理ぜず、旅行気分を味わうことができる「VR旅行」が注目されています。

また、一部の高齢者施設では、高齢者の体力維持やリハビリ促進のために、VRを福祉機器として活用しています。

今後は、娯楽のみならず、福祉や医療としてVRが拡充され「感動」という体験が、覇気に繋がることを期待しています。
参考:高齢者のリハビリに一役買う「VR」–旅行体験で“夢”を叶える福祉機器に/CNET Japan

VR技術の発展

VRの技術も日々進化しており、近年では、よりリアルに感じられるようになりました。特に、コロナ禍で注目されているのが、4K3D対応の360度VR撮影を可能にする「Matterport」です。

コロナ禍となり、直接来店することを避けたり、内見などを最低限に抑えることに一役買っています。4Kの鮮明な画質を、VRゴーグルを必要とせず、手軽に見ることができるため、ユーザーの負担がないところが特徴です。

赤外線を利用して、空間内を正確に計測することができたり、なかなか立ち入ることができないところも見ることができるため、美術館や工場・建築現場などでも活用されています。

美術館や工場見学のみならず、今後更に観光業界に参入してくるだろうと言われています。

擬似体験のVR旅行に対するメリット

ここからは、昨今の社会情勢などから感じる、擬似体験のVR旅行に対するメリットをご紹介していきます。

時間的な問題が発生しない

超高齢社会となり、子育てのみならず、家族の介護で時間がない方や、少子高齢化に伴い人手不足が加速している日本では、仕事が忙しく休みづらい環境にいる方が増えています。

厚生労働省が毎年発表している「令和2年就労条件総合調査」では、有給休暇の取得率は過去最多の取得となっており、労働環境が改善されたようにも見受けられます。

しかしながら、2019年4月から労働者に対して、年に有給を5日取得させることが義務化されたため、夏季休暇や冬季休暇を有給に充てる企業も増えたことが、取得率が上がった要因でもあります。
参考:令和2年就労条件総合調査 結果の概況/厚生労働省

旅行などの娯楽に対して、時間を割くことができない方に対して、手軽に「非日常」を味わってもらうことができたり、手軽に余暇を満喫することが可能になります。

金銭的な問題が発生しない

日本の労働時間は、世界の中でもトップレベルで長いのにも関わらず、労働時間に見合わない収入だと言われています。

新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、様々な業界で自粛によって業績が低迷し、収入が少なくなったため、旅行を控える方も増えました。

しかし、旅行に対する欲がなくなってしまったのではなく、数日でお金がなくなってしまうことに対して、もったいないと感じる方が以前よりも増えてきているのが原因です。

今後、リアル旅行に対しては、外出自粛などで貯めたお金と、時間に余裕のある裕福な「ミレニアル世代」が、お金を投じる可能性が高いと期待されています。

多言語での対応が可能

訪日外国人観光客は、多言語化されたホームページやSNSを通して、観光地を認知し、旅行へ訪れます。

しかしながら、訪日外国人観光客が、日本を訪れて感じる不安や不満の一つに「多言語の案内がない」ことが挙げられていました。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴い、多言語案内も進んできましたが、地方では多言語案内の導入が進んでいないのが現状です。

そこで、VR旅行に多言語対応のチャットボットを導入することで、旅行の下見をすることができるため、不安材料を事前に軽減することができます。

擬似体験のVR旅行に対するデメリット

ここからは、現実ではなく仮想だからこそ感じる、VR旅行に対するデメリットをご紹介していきます。

温度や香りまでは体験できない

VR旅行は、現実ではなく仮想旅行となるため、あくまでも擬似体験になります。実際に訪れたり、触れたりすることができないので、リアルとは異なり、温度や香りなどは感じられません。

一方、セキュリティや場所の兼ね合いなどによって、実際に見ることのできないモノや場所を見ることができるようになります。現実では難しいことも、オンラインだからこそ閲覧可能となるのはVRのメリットでもあります。

リアルタイムではない

VRで体験できる仮想空間は、生中継でないことから、現地の「今」を感じることはできません。

しかし、VRの特徴として、天候に左右されることがないため、悪天候によって起こる視界不良がないので、美しい世界を堪能できます。

導入にコストがかかる

VRの導入費用は高いと思われがちですが、最近では様々な価格帯が存在しており、用途に合わせて選ぶことができるため、導入しやすくなったと言われています。

多言語対応可能な案内人に対する人件費よりも、継続的な活用に対しては、コストを抑えることが可能な場合もあります。

海外旅行などに対するVRの活用法

VRの活用法として、海外旅行のみならず、国内旅行でも期待されているのが、旅行前の下調べです。

新婚旅行や特別な旅行などでは、お部屋選びや観光スポットを失敗することができないため、念入りに調べて理想に近いプランを選びます。

しかしながら、パンフレットやホームページの画像だけでは、視覚的な限界があり、下見のためだけに現地に赴くことが難しい場合もあります。

そんな時、VRにチャットボットを活用することで、360°お部屋を見渡しながら質問することができます。
参考:VRでハワイやバリ島などのホテルを360度ぐるっと見学/HIS首都圏版

まとめ

旅行に対するVRの活用は、実際に旅行できない場合や旅行の下調べ(前準備)として使用することで、幅広い方に親しまれる可能性があることがわかりました。

弊社は、Matterport社とライセンスを契約し「Welcomist VR」をリリース致しました。

360°ウォークスルー閲覧を可能にすることで、現地に赴くことなく、臨場感ある体験を可能にし、より詳しい情報を収集することができます。

トライアルも随時行っているため、導入をご検討されている場合や、気になることがありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
オンライン予約はこちら

【「Welcomist VR」サンプル動画の再生⇩】
※Matterportを使用した実際のデモを操作してみたい方は「お問い合わせ」より〝Welcomist VRのデモ操作を希望〟とご記載ください。
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Welcomist VRは、接触や移動を不要とする「制限のない」VR空間上で知りたいことを「24時間365日」多言語回答してくれるAIチャットボットです。

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