お役立ちラボ

2022年9月15日

【事例15選】VRショッピングは機会損失を減らす?バーチャル店舗をご紹介!


VRショッピングは、仮想店舗をWeb上に構えることで、訪問者となるユーザーに対し、実店舗のようなサービス・ショッピング体験を提供することが可能です。

このような擬似体験は、テクノロジーの進化やコロナ禍による「価値観の変化」が反映されているため、昨今注目されています。

ここからは、実店舗への来店を控えるお客様と、販売方法を模索している店舗を繋ぐ「VRショッピング」について、詳しくご紹介していきます。

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VRショッピングとは?

「VRショッピング」とは、消費者が実店舗に出向くことなく、VR(バーチャル)空間で買い物体験ができるサービスです。

バーチャル店舗は、マウスやタッチ操作によって、店内を自由に移動したり、商品ディスプレイの中からものを選ぶことができます。

例えば、ECサイトでは、商品情報に関するページ遷移が増えてしまったり、商品の魅力を最大化できない歯痒さがあります。

特に、購入するまでに面倒な操作が多いと、結果的にカゴ落ちを増やす原因になり、機会損失を生む可能性が高まります。

しかしながら、VRショッピングは、ウィンドウショッピングしているような感覚で、商品を見ることができるので、ページ遷移せずに他の商品を見比べられます。

そのため、ECサイトで感じやすいストレスを防ぎ、オンラインでも楽しみながら買い物することが可能です。

【VRSHOPii】サービス動画(02:38)

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VRショッピングを導入しているお店

「VRショッピング」は、単調に見えてしまうECサイトとは異なり、視覚的に訴求できる「ビジュアルマーケティング」を可能にします。

ここからは、実店舗にいるような感覚で、買い物体験ができる導入事例をご紹介していきます。

THE CHIC

画像出典:THE CHIC

THE CHICの「Virtual Shop」では、バーチャルショップ限定クーポンを店内で配布しており、Virtual Shopを購買目的の場としてだけではなく、宝探しゲームのような顧客体験価値を提供しています。

また、Virtual Shopでは、実店舗で見ることができない商品動画を見れたり、ECショップよりも視覚情報が多いため、実店舗とECショップでは得ることができない「ワクワク感」を得られます。

さらに、店内を自由に歩きながら、気に入った商品をそのまま購入することができるので、購買率を下げずに購入ページに遷移することが可能です。

伊勢丹新宿

画像出典:仮想都市プラットフォーム 「REV WORLDS」仮想伊勢丹新宿店が出店

伊勢丹新宿の「REV WORLDS」では、専用アプリをインストールすることで、メタバース空間で買い物を楽しむことができます。

メタバース空間には、実際の店舗スタッフがアバターとして登場し、対面時と変わらない接客で、お客様をおもてなしすることが可能です。

バーチャル店舗で販売されている商品は、直接オンラインストアに遷移できるので、その場で購入することができます。

さらに、アプリ内で友達になりたい方のIDを検索し、友達申請が受理されると、SNSと同様に「フレンドリスト」からコミュニケーションが取れます。

しかしながら「REV WORLDS」は、国内専用サービスになるため、海外からのアクセスには対応していなかったり、データの引き継ぎもできません。

そのため、機種変更など手持ちのデバイスを変更する際は、改めて登録が必要になるので、商品の購入直後は注意が必要です。

ニトリ目黒通り店

画像出典:バーチャルショールーム | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

ニトリ目黒通り店「バーチャルショールーム」は、専用アプリなどをインストールせず、手持ちのデバイスから「いつでも」「簡単」に、売り場へ来店することができます。

特に、目黒通り店は、売り場面積が約6,500㎡もあり、都内店舗では最大規模なので、品揃えが豊富です。

さらに、売り場は「楽しさ」や「夢」を感じられる作りになっており、買い物に夢が膨らみます。

そこで、オンラインショップを利用するお客様に対しても、商品情報の「格差」が生じないように、情報をより具体化できる「バーチャルショールーム」を導入しています。

バーチャルショールームは、店舗にいるような感覚で、好きな場所に移動したり、計測モードを使用することで、家具の大きさを好きな位置から測れます。

そのため、オンラインショップでは得られない満足感や、自分にあった買い物スタイルを実現します。

Dior

画像出典:Welcome to La Collection Privée Christian Dior Champs-Elysées Virtual Store

Diorの「Virtual Store」は、機械操作が苦手な方でも使いやすいように、店内を自由に歩くスタイルではなく、必要な場所をクリックすることで、指定した場所に飛ぶことができます。

一方、商品ポイントをクリックするだけでは、商品情報が表示されないため、オンラインストアに遷移して見ることになります。

バーチャルストア内は、自分が指定したポイントのみ、360度見渡すことができる仕様であることから、他店で操作に慣れている方にとっては、少し不便に感じてしまう可能性があります。

@cosme

画像出典:@cosme TOKYO -virtual store

@cosme TOKYOの「virtual store」は、KDDIのXR(VR・AR・MR)を活用した「au XR Door」と呼ばれている、スマートフォンアプリをダウンロードすることで、利用することができます。

バーチャルストアに来店すると、アプリ上にドアが出現するので、どこでもドアのような体験を味わうことができます。

さらに、バーチャルストアへ来店した際には、アバターではなく人が挨拶してくれるので、AIのような機会的な印象を与えません。

ストアでは、商品を高画質で見ることができたり、擬似的に商品を手にすることで、大きさだけではなく、質感がわかる「テスタームービー」を見ることも可能です。

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鍋屋源五右衛門

画像出典:鍋屋源五右衛門

鍋店 株式会社の直営店である「鍋屋源五右衛門バーチャル店舗」では、こだわり抜いた酒造りの製造工程をお届けしたいという想いから、ライブ配信などを行って商品を販売していました。

しかしながら、ライブ配信は、電波障害などによって、思うように配信ができないこともあったため、24時間365日いつでも見てもらえるように、バーチャル空間を活用しています。

バーチャル店舗には、至る所に「Click」ボタンがあって、そのボタンを押すことにより「チャットボット」と呼ばれる「自動応答機能」が開始し、チャット内で製造工程に関する説明を行っています。

また、チャットの他にも、製造に関する映像が随所に流れているので、簡単なマウス操作(スクロール)だけで、酒造りを見学できます。

洋服の青山

画像出典:洋服の青山/バーチャルショップ

洋服の青山の「バーチャルショップ」では、実店舗同様の接客を実現すべく、商品に関する質問や相談を11:00〜19:00の営業時間内に、専門スタッフ(スタイリスト)がチャットで回答しています。

バーチャルショップは、ECサイトよりも具体的な視覚情報が増えるだけではなく、商品ポイントを押すことで、在庫状況もその場で確認することができるため、サイトの離脱を防ぐことが可能です。

shu uemura

画像出典:shu uemura/バーチャルメイク

shu uemuraの「バーチャルメイク」では、気になるカラーを自分の顔写真に色付けすることで、実店舗で行っているコスメのお試し体験を行うことができます。

特に、コロナ禍になってから、接触や共有物を減らすために、実店舗での「体験」が制限されるようになったので、バーチャルメイクを活用することで、色味のミスマッチを防ぐことが可能になります。

ARGITAL

画像出典:アルジタル表参道/バーチャルショップ

ARGITALの「バーチャルショップ」では、ショップへの集客や詳しい商品情報を知ってもらえるように、店舗の入り口にInstagramのアカウントを設置しています。

アカウントの設置には、購入に至らなかった「見込み顧客」に対して、継続的な関係性(顧客接点)を構築できるため、キャンペーンなど別の機会にチャンスが生まれます。

また、ラインナップの陳列を工夫することで、視覚情報が整理されるため、バーチャルショップのデメリットである「実物商品を見せられない」という弱点をカバーできます。

ASICS

画像出典:ASICS/ASICS VR STORE

ASICSの「ASICS VR STORE」では、ウォークスルー閲覧が可能なMatterportカメラで店内を撮影し、実店舗を再現したバーチャルストアをオープンしています。

ストア内は、実際に来店したような感覚で、自由自在に歩き回ることができるため、ECサイトでは得られない商品情報を取得することができます。

さらに、ただ商品を購入するだけではなく、マウスを操作しながら店内を回遊することができるので、お目当ての商品以外にも興味をもってもらうことが可能です。

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バームクーヘン展覧会

画像出典:バームクーヘン展覧会

バームクーヘン展覧会の「Virtual EXPO」では、自由自在にブースを回遊することはできませんが、マウスの操作を最小限にしているので、マップをクリックするだけで簡単に移動することが可能です。

操作方法は、商品ポイントをクリックすることにより、販売しているECショップにサイト遷移されたり、PR動画を見ることができるので、ネットショッピングの経験があれば、問題なく購入することができます。

昭和ビンテージ洋品店 異次元店

画像出典:昭和ビンテージ洋品店 異次元店

昭和ビンテージ洋品店 異次元店の「バーチャルショップ」では、10:00〜18:00の間に店舗キャラクターが、お客様からの質問をビデオで対応しています。

また、バーチャルショップ内では、移動マークを操作して自由自在な回遊を可能にし、最新の3Dスキャニングによって、忠実に再現された商品の質感を見ることができます。

ショップヤマトヤ

画像出典:ショップヤマトヤ/バーチャルショップ

ショップヤマトヤの「バーチャルショップ」では、実店舗にある全ての商品にポイントをつけているため、ECショップでは困難な見比べが簡単にできます。

また、Matterportの計測機能を活かして、商品を0.01m単位で計測することができるため、商品イメージを膨らませながら購入を検討することができます。

THOM BROWNE

画像出典:THOM BROWNE Virtual Store

THOM BROWNEの「Virtual Store」では、商品ポイントをタップすることで、ECショップにある商品情報が表示されるため、ページ遷移する必要がありません。

また、商品の購入においても、サイトを離脱する必要がないため、カゴ落ちを防ぐことはできますが、マウスコントロールが難しいため、普段からゲームなどで操作に慣れていないと、機会損失が起こる原因になってしまいます。

mouse

画像出典:BTOパソコン(PC)通販のマウスコンピューター/バーチャル店舗

mouseの「バーチャル店舗」では、商品のPR動画を空間内に埋め込んでいるため、YouTubeなどの動画アプリやサイトにページ遷移することなく、その場で見ることができます。

また、商品に関する質問が発生した際には「相談員に相談する」をタップすることで、希望に合った商品を提案することが可能です。

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VRショッピングを導入した際のメリット

近年、日本でも買い物に対する価値観が変化し、バーチャル店舗が注目されるようになったため、VRショッピングを導入する企業も増えてきました。

ここからは、VRショッピングを導入した際に感じる「メリット」について、わかりやすくご紹介していきます。

実店舗が必要ない

VRショッピングは、テナントを借りて実際に店舗を構えるのではなく、VR空間(仮想空間)上に店舗をオープンできるので、売り場面積へのコストに悩まされることなく、空間を無限に使うことができます。

また、実店舗経営ではないため、家賃や保険料などの「固定費」に加え、使用状況に応じて異なる「水道光熱費」などが発生しません。

さらに、大切なお客様とのコミュニケーション方法は、チャット機能などを介して、実店舗のようにリアルタイムで接触することが可能です。

そのため、スタッフの人件費については、最小人数で細やかな対応をすることができるので、コストパフォーマンスの最大化を実現します。

在庫を抱える必要がない

賞味期限のあるものや季節商品は、期間内に売れないと破棄しなければならなかったり、売れ残ってしまった場合は、セールまで商品を保管するスペースが必要になります。

しかしながら、買い物スタイルが多様化している昨今、VRショッピングでは、店舗で在庫を抱える必要がないため、在庫管理に対する損失を抑えることができます。

年中無休で顧客対応が可能

仮想現実と呼ばれるVR空間では、AIが人間に代わって、年中無休でお客様対応することが可能です。

そのため、営業時間内に足を運べないお客様に対しても、店舗での接客と変わらないコミュニケーションを実現します。

特に、VRショッピングは、対面接客ではないため、商品に関する質問がしやすくなったり、営業時間の縛りがないので、今まで逃していた潜在顧客に対しても、リーチすることができます。

VRショッピングの導入で生じるデメリット

ここまでは、VRショッピングのメリットについてご紹介してきましたが、対面でないからこそのデメリットも存在します。

ここからは、VRショッピングを導入する際の「デメリット」について、わかりやすくご紹介していきます。

導入費用が発生する

VRショッピングを開始するためには、環境を整える必要があるため、初期費用が発生したり、安全に運営するための費用もかかります。

そのため、開発や運営にかかる金額を見ると、コスト的な部分で迷われることも多いですが、実店舗にかかる費用と比較すると、大幅にコストを削減することが可能です。

また、近年スマートフォンの画質が向上しているため、店舗の撮影に関しては、手持ちのデバイスで済ませることができたり、無料で簡単にストアを構築できるアプリも存在します。

実物を見せられない

VRショッピングでは、商品を手に取ることができないので、実物を見せながら、商品の説明をすることが困難です。

特に、手作業で製造しているものは、一点一点生地の切れ目や色味などが異なるため、イメージしていた商品と異なる可能性もあります。

しかしながら、お客様と直接コミュニケーションが取れる「チャットボット」などを活用することにより、バーチャル店舗の中で、お客様と意思疎通を図ることができます。

チャットボットは、お客様と直接コミュニケーションが取れるので、商品に対する「イメージ違い」を防いで、返品を減らすことができます。

問い合わせが増加する可能性

VRショッピングの中では、実物を見せることができないので、店頭での買い物に比べて、商品に関する問い合わせが増える傾向にあります。

オンラインの醍醐味は「便利さ」ですが、商品情報を細かく記載しないと、購入までに問い合わせのやりとりが増えてしまい、返って不便(手間)に感じる可能性があります。

そこで、予めお客様の好みをリサーチするために、店舗の入り口でアンケートを行うことで、対面と同様の接客を実現します。

また、オンラインでは、来店したお客様の行動履歴を見ることができたり、属性情報を取得することができるので、リードナーチャリングも行うことができます。

まとめ

VRショッピングは、時間や場所・社会情勢に左右されることなく、遠方の潜在顧客に対しても、接客サービスを行うことができます。

さらに、実店舗を存在させる必要もないので、店舗運営にかかるコストを最小限に抑えられます。

例えば、近年、AI技術の進歩により、人件費の節約や業務を効率化するために、実店舗にAIカメラやセンサーを導入して、店舗スタッフの無人化が行われています。

省人化・省力化には、人手不足を補うだけではなく、様々なコストを削減することが可能なので、インフレ対策をしながら、経営力の向上を促進します。

また、バーチャル店舗は、お客様とのコミュニケーションを大事にしつつ、行動履歴などを可視化できるため、リード獲得を効果的に行うことができます。

当社は、バーチャル店舗を無料で構築できるアプリを開発したため、中小企業や個人事業主様なども簡単に、Shopifyサイトにストアをオープンできるようになります。

アプリに関するご不明点・ご相談ごとについては、オンラインから受け付けておりますので、下記よりミーティングをご予約ください。
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VRSHOPiiは、バーチャルストア内に、オブジェクト(画像)や動画を設置し、商品を視覚的に訴求できる「ビジュアルマーケティング」を行いながら、顧客接点(タッチポイント)を持つことができます。

バーチャルストアでは、ECサイトで体感することができない「顧客体験価値」を創出し、購買意欲の向上と、サイトの直帰率を下げることが可能です。

また、バーチャルストアとShopifyのカートを連携することで、ストアを離脱することなく、商品を購入することができるため、カゴ落ちを抑えることができます。

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