VR空間のショッピングが機会損失を減らす?バーチャル店舗の導入事例15選をご紹介!
新型コロナウイルス感染症が、全世界で流行したことにより、人々は、不要不急の外出を控えるようになりました。
店舗側は、来店するお客様の減少や、政府からの時短要請によって、売上高が大幅に減少したため、苦境に立たされています。
来店するはずだったお客様は、自宅からでも商品を購入することができる「オンラインショップ」に転換してしまったため「デパート離れ」が加速しています。
ここからは、来店を控えるお客様と、店舗を繋ぐ「VRショッピング」について、ご紹介していきます。
VRショッピングとは?
「VRショッピング」とは、実店舗に出向くのではなく、VR空間の中で、買い物を行うことができるサービスです。
擬似体験できる技術が開発されたことにより、お客様は店舗にいるような感覚で、商品を選ぶことができたり、店内を自由に回遊することができます。
例えば、オンラインショップで商品を購入する際は、品定めをするために、サイトを離脱することが多く、再度アクセスし直す手間がかかります。
しかしながら、VRショッピングの場合は、ウィンドウショッピングしているような感覚で、店を渡り歩くことができるので、楽しみながら買い物することができます。
バーチャル店舗からのショッピングカート連携など、新たなショッピング体験を実現。
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VRショッピングを導入しているお店
日本でも緊急事態宣言が発出されたことで、外出の自粛を余儀なくされ、店舗にお客様が来店する機会は減ってしまいました。
そこで、救済措置にもなる「VRショッピング」は、オンラインショップとは一味違い、店舗にいるような感覚で、買い物を擬似体験することができます。
ここからは、VRショッピングを導入し、実際にお客様が来店している店舗について、ご紹介していきます。
THE CHIC
画像出典:THE CHIC
THE CHICの「Virtual Shop」では、バーチャルショップ限定クーポンを店内で配布しており、Virtual Shopを購買目的の場としてだけではなく、宝探しゲームのような顧客体験価値を提供しています。
また、Virtual Shopでは、実店舗で見ることができない商品動画を見れたり、ECショップよりも視覚情報が多いため、実店舗とECショップでは得ることができない「ワクワク感」を得られます。
さらに、店内を自由に歩きながら、気に入った商品をそのまま購入することができるので、購買率を下げずに購入ページに遷移することが可能です。
伊勢丹新宿
画像出典:仮想都市プラットフォーム 「REV WORLDS」仮想伊勢丹新宿店が出店
伊勢丹新宿の「REV WORLDS」は、アプリをダウンロードして、買い物を楽しむことができます。
実際の店舗スタッフがアバターとして登場し、店舗での対面接客と変わらない「オンライン接客」により、お客様をおもてなしすることができます。
バーチャル店舗で販売されている商品は、オンラインストアに遷移することで、購入することが可能になるため、その場で商品を購入することができます。
さらに、アプリ内で友達になりたい方のIDを検索して受理されると、SNS同様に、フレンドリストからコミュニケーションを取ることが可能です。
しかしながら「REV WORLDS」は、国内専用サービスになるため、海外からのアクセスには対応していなかったり、データの引き継ぎにも対応していません。
携帯を機種変更する際は、改めて登録が必要になるので、商品の購入直後は注意が必要です。
Dior
画像出典:Welcome to La Collection Privée Christian Dior Champs-Elysées Virtual Store
Diorの「Virtual Store」は、操作が苦手な方でも使いやすいように、店内を自由に歩くスタイルではなく、必要な場所をクリックすることで、指定した場所に飛ぶことができます。
また、商品にポイントを合わせただけでは、商品ページが表示されないため、ポイントをクリックして表示する必要があります。
さらに、商品をクリックすることで、ページを表示することはできますが、商品情報が表示されないため、オンラインストアに遷移して見ることになります。
バーチャル店舗内は、自分が指定した場所のみ、360度見渡すことができるため、慣れている方は不便に感じてしまう可能性があります。
@cosme
画像出典:@cosme TOKYO -virtual store
@cosme TOKYOの「virtual store」は、KDDIのXR(VR・AR・MR)を活用した「au XR Door」と呼ばれている、スマートフォンアプリをダウンロードすることで、利用することができます。
バーチャル店舗に来店すると、アプリ上にドアが出現するため、どこでもドアのような体験を味わうことができます。また、バーチャル店舗に来店した際には、アバターではなく人が挨拶してくれるので、AIの機会的な感じを与えません。
店舗内や商品を高画質で見ることができたり、擬似的に商品を手にして、商品の大きさを確認しながら、塗った感じや質感がわかる「テスタームービー」を見ることが可能です。
鍋屋源五右衛門
画像出典:鍋屋源五右衛門
鍋店 株式会社の直営店である「鍋屋源五右衛門バーチャル店舗」では、こだわり抜いた酒造りの製造工程をお届けしたいという想いから、ライブ配信などを行って商品を販売していました。
しかしながら、電波障害などによって思うように配信ができないため、オンライン上に「バーチャル店舗」をオープンし、販売しているお酒の製造工程をバーチャル空間上で魅せています。
バーチャル空間の至る所に「Click」ボタンがあり、ボタンを押すことで「チャットボット」と言われる自動応答機能が開始し、製造工程の説明をしてくれます。
また、Clickボタンの他にも、実際の製造映像が随所に流れていて、商品の購買だけではなく、マウスの簡単な操作(スクロール)をするだけで、酒造りを見学することができます。

洋服の青山
画像出典:洋服の青山/バーチャルショップ
洋服の青山の「バーチャルショップ」では、実店舗同様の接客をオンライン上でも実現すべく、商品に関する質問や相談を11:00-19:00の営業時間内に、専門スタッフ(スタイリスト)がチャットで回答しています。
バーチャルショップは、ECサイトよりも具体的な視覚情報が増えるだけではなく、商品ポイントを押すことで、在庫状況もその場で確認することができるため、サイトの離脱を防ぐことが可能です。
shu uemura
画像出典:shu uemura/バーチャルメイク
shu uemuraの「バーチャルメイク」では、気になるカラーを自分の顔写真に色付けすることで、実店舗で行っているコスメのお試し体験を行うことができます。
コロナ禍になってから、接触や共有物を減らすために、実店舗での「体験」が制限されるようになったので、バーチャルメイクを活用することで、色味のミスマッチを防ぐことが可能になります。
BRADELIS NY
画像出典:BRADELIS NY
BRADELIS NYの「バーチャルショップ」では、ショップに展示している商品を月ごとに変更しているため、実店舗と変わらない最新アイテムをチェックできます。
また、気になった商品を試着してから購入したい場合には、バーチャル店舗でフィッティング予約をすることができるため、店舗での待ち時間を削減することが可能です。
ARGITAL
画像出典:アルジタル表参道/バーチャルショップ
ARGITALの「バーチャルショップ」では、バーチャル店舗への集客だけではなく、お店や商品のことを知ってもらえるように、店舗入り口にInstagramのアカウントを設置しています。
Instagramのアカウントを設置することによって、商品に興味を持ちながらも、購入に至らなかった「見込み顧客」に対して、継続的な関係性を構築することができます。
また、異なるラインナップの陳列を工夫することで、視覚情報が整理されるため、バーチャルショップのデメリットである「商品の実物を見せられない」という弱点をカバーしています。
ASICS
画像出典:ASICS/ASICS VR STORE
ASICSの「ASICS VR STORE」では、ウォークスルー閲覧が可能なMatterportカメラで店内を撮影し、実店舗を再現したバーチャルストアをオープンしています。
バーチャルストア内は、実際に来店したような感覚で、自由自在に歩き回ることができるため、ECサイトでは得られない商品情報を取得することができます。
さらに、ただ商品を購入するだけではなく、マウスを操作しながら店内を回遊することができるので、お目当て商品以外にも興味を引くことが可能です。
バームクーヘン展覧会
画像出典:バームクーヘン展覧会
バームクーヘン展覧会の「Virtual EXPO」では、自由自在にブースを回遊することはできませんが、マウスの操作を最小限にして、マップをクリックするだけで簡単に移動することが可能です。
商品ポイントをクリックすると、販売しているECショップにサイト遷移されたり、商品のPR動画を見れるので、インターネットショッピングの経験があれば、問題なく購入することができます。
昭和ビンテージ洋品店 異次元店
画像出典:昭和ビンテージ洋品店 異次元店
昭和ビンテージ洋品店 異次元店の「バーチャルショップ」では、10:00−18:00の間に店舗キャラクターが、お客様からの質問をビデオで対応しています。
また、バーチャルショップ内では、移動マークを操作して自由自在な回遊を可能にし、最新の3Dスキャニングによって、忠実に再現された商品の質感を見ることができます。
ショップヤマトヤ
画像出典:ショップヤマトヤ/バーチャルショップ
ショップヤマトヤの「バーチャルショップ」では、実店舗にある全ての商品にポイントをつけているため、ECショップでは困難な商品の見比べが簡単にできます。
また、Matterportの計測機能を活かして、商品を0.01m単位で計測することができるため、商品イメージを膨らませながら購入を検討することができます。
THOM BROWNE
画像出典:THOM BROWNE Virtual Store
THOM BROWNEの「Virtual Store」では、商品ポイントをタップすることで、ECショップにある商品情報が表示されるため、ページ遷移する必要がありません。
また、商品購入においても、サイトを離脱する必要がないため、かご落ちを防ぐことができますが、商品の陳列が見にくいため、購買意欲が低下してしまう可能性がああります。
mouse
画像出典:BTOパソコン(PC)通販のマウスコンピューター/バーチャル店舗
mouseの「バーチャル店舗」では、商品のPR動画を空間内に埋め込んでいるため、YouTubeなどの動画アプリやサイトにページ遷移することなく、その場で見ることができます。
また、商品に関する質問が発生した際には「相談員に相談する」をタップすることで、希望に合った商品を提案することが可能です。
VRショッピングを導入した際のメリット
日本は、海外に比べて「VRショッピング」の普及が進んでいないため、導入に抵抗のある企業も少なくありません。
ここからは、VRショッピングを導入した際に感じる「メリット」について、わかりやすくご紹介していきます。
実店舗が必要ない
VRショッピングは、VR空間内に店舗があるので、実店舗を必要としないことから、売り場面積のコストに左右されることなく、空間を無限に使うことができます。
さらに、実店舗経営ではないため、店舗運用にかかる家賃や保険料などの固定費に加え、使用に応じて異なる光熱費が発生しません。
また、顧客とのコミュニケーション方法は、実店舗と同様に、VR空間内でリアルタイムに接触することが可能です。
人件費についても、密を避けた最小人数で、細やかな対応をすることができるので、コストパフォーマンスの最大化を実現できます。
在庫を抱える必要がない
賞味期限のあるものは、期間内に売れないと破棄しなければならず、発注した商品が売れ残ってしまった場合は、セールまで商品を保管するスペースも必要になります。
しかしながら、店舗への来店客が減少している昨今、VRショッピングでは、バックヤードで在庫を抱える必要がないため、損失を抑えることができます。
年中無休で顧客対応が可能
仮想現実と呼ばれるVR空間では、AIが人間に代わって、年中無休でお客様対応することが可能です。
不規則な勤務形態であったり、店舗の営業時間内に足を運べないお客様に対しても、店舗接客と変わらないコミュニケーションを実現します。
さらに、VRショッピングは、対面接客ではないため、質問がしやすくなったり、営業時間の関係で、今まで逃していた潜在顧客に対しても、リーチすることができます。
オンラインショップは、リアルに近い接客が難しくなるため、接客を希望されるお客様は、ショップに出向く傾向がありました。
しかしながら、近所に店舗がない場合は、なかなか出向く機会がないため、悩んでいるうちに、別の商品に購入意識が向いてしまい、購入機会を失っていることも多々あります。
そこで、VR空間内で買い物ができることによって、今までよりも気軽に、店舗の感覚を味わうことが可能です。
VRショッピングの導入で生じるデメリット
ここまでは、VRショッピングのメリットについてご紹介してきましたが、対面でないからこそのデメリットも存在します。
ここからは、VRショッピングを導入する際の「デメリット」について、わかりやすくご紹介していきます。
導入費用が発生する
VRショッピングを開始するためには、環境を整える必要があるため、初期費用が発生したり、安全に運営するための費用もかかります。
開発や運営にかかる金額を見ると、コスト的な部分で迷われることもありますが、実店舗での運用にかかる費用と比較すると、大幅にコストを削減することが可能です。
実物を見せられない
VRショッピングでは、商品を手に取ることができないので、実物を見せながら、商品の説明をすることが困難です。
特に、手作業で製造しているものは、一点一点生地の切れ目や色味などが異なるため、商品がイメージしていたものと異なる可能性もあります。
しかしながら、お客様と直接コミュニケーションが取れる「チャットボット」などを活用することにより、仮想現実の中で、お客様と意思疎通を図ることができます。
直接、コミュニケーションが取れることによって、イメージ違いを防ぐことができるので、返品を減らすことができます。
問い合わせが増加する可能性
VRショッピングの中では、実物を見せることができないので、店頭での買い物に比べて、商品に関する問い合わせが増える傾向にあります。
オンラインの醍醐味は「便利さ」ですが、商品情報を細かく記載しないと、購入までに問い合わせのやりとりが増えて、返って不便(手間)になってしまう可能性があります。
そこで、予めお客様の好みを店舗側がリサーチするために、店舗の入り口でアンケートを取ることにより、店舗と同様の接客を実現します。
また、来店したお客様の行動履歴を見ることができたり、属性情報を取得することができるので、リードナーチャリングを行うことができます。
まとめ
実店舗を設けている企業が、VRショッピングを導入することにより、社会情勢に左右されることなく、遠方の潜在顧客に対しても、接客サービスを行うことができます。
さらに、実店舗が存在しないため、店舗運営にかかるコストを最小限に抑えることができます。近年では、AI技術の進歩により、AIカメラやセンサーを導入することで、一部コンビニが無人化されています。
省人化・省力化することにより、人手不足を補うことができたり、コストを削減することが可能なので、生産性を最大化して、経営力の向上を促進します。
バーチャルショップに「チャットボット」を導入することで、お客様と一対一のコミュニケーションを実現し、リアルタイムに会話をすることも可能です。
また、お客様との会話履歴や行動履歴を可視化できるため、リード獲得を効果的に行うことができます。
随時、トライアルやオンライン商談を行っているので、導入をご検討されている際には、是非、デモンストレーションをお試しください。
ご不明点・ご相談ごとについても、オンラインにて受け付けておりますので、下記よりご予約ください。
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Welcomist VRは、接触や移動を不要とする「制限のない」VR空間上で、顧客接点(タッチポイント)を持つことができる「バーチャル店舗」を運用しています。
バーチャル店舗では、ECサイトで体感することができない「顧客体験価値」を創出し、購買意欲の向上と、サイトの直帰率を下げることが可能です。
また、多言語AIチャットボットが、商品の紹介や疑問などにリアルタイムで回答したり、タイミングの良い問いかけが、見込み顧客の心を動かします。
さらに、アンケート機能や会員連携によって、詳しいリード情報も取得できます。
