OpenAIが提供するChatGPT APIは、ChatGPTの高度な対話型AIモデルを外部アプリケーションやサービスに統合できる開発者向けインターフェースです。
2023年の公開以来、このAPIは急速に進化しており、特に2024年には料金体系の改定や新機能の追加が相次ぎました。
本記事では、最新の料金体系、利用方法のアップデート、新機能や変更点、そして具体的な活用事例について、幅広い情報を網羅的にご紹介します。
ChatGPT APIとは
ChatGPT APIとは、OpenAIが提供する高性能な対話型AI「ChatGPT」を、外部のアプリやシステムに組み込める開発者向けインターフェースです。
従来はブラウザ上でしか利用できなかったChatGPTを、APIを通じてWebサービスや業務システムに統合することで、より柔軟な活用が可能になります。
また、APIとは「Application(アプリケーション) Programming(プログラミング) Interface(インターフェース)」の略で、異なるソフトウェア同士が情報をやり取りするための仕組みを指します。
ChatGPT APIを利用することで、チャットボットや自動応答システム、多言語翻訳ツールなど、自然言語処理を活かした多彩なアプリケーションを開発できます。
※現在対応している主なモデルについては、公式ページを確認してください。
これにより、テキスト生成にとどまらず、音声認識や画像解析なども含めたAIアプリケーションの開発が加速しています。
また、ChatGPT APIはセキュリティ面でも配慮されており、OpenAIのガイドラインに基づき、API経由で送信されるデータは原則として学習に使用されず、外部に漏れないよう厳重に管理されています。
これにより、企業の機密情報を取り扱う業務にも安心して導入することが可能です。
しかし、ChatGPT APIを使用する際には、必ずガイドラインに目を通し、安全性の確認を行うようにしてください。
ChatGPT APIの主な活用例
ChatGPT APIは、自然な文章生成や対話処理が得意なAI機能をアプリやシステムに組み込めるため、さまざまな分野での活用が進んでいます。
ここでは、代表的なユースケースをご紹介します。
自動応答・チャットボットの構築
ChatGPT APIを活用することで、自然な会話が可能な自動応答システムやチャットボットを構築できます。
顧客からの質問や問い合わせに対し、24時間いつでも即座に対応できるため、カスタマーサポート業務の効率化や対応品質の向上に貢献します。
さらに、FAQと連携させることで、対応の自動化が進み、オペレーターの負担軽減にもつながり、顧客満足度の向上や業務コストの削減が期待できます。
多言語対応・翻訳機能の強化
ChatGPT APIは多数の言語に対応しており、翻訳機能としても高い性能を発揮します。
英語はもちろん、日本語やその他の言語にも対応しているため、グローバルなビジネスや多国籍チームとのコミュニケーションに活用可能です。
特に、文化的な背景や業界特有の表現にも対応しやすく、外国人労働者との社内コミュニケーションや海外顧客との円滑なやりとりを支援します。
文章生成・要約・添削の自動化
ChatGPT APIを活用すれば、ブログ記事や商品説明、ビジネスメールなど、さまざまな文章を自動で作成できます。
また、指定した文体や語調に合わせて要約や添削も行えるため、ライティング業務の効率化に大きく貢献します。
情報収集から構成・執筆・校正までの工程を短縮でき、コンテンツ制作や学習支援ツールとしても活用の幅が広がります。
プログラミング支援
ChatGPT APIは、PythonやJavaScriptなど主要なプログラミング言語に対応しており、コードの自動生成やバグ修正、説明、別言語への変換など幅広い支援が可能です。
初心者の学習補助としても有効で、設計のアドバイスやアルゴリズムの最適化提案も行えるので、開発効率を高めたい現場や、社内の技術サポートにも活用できます。
音声認識・議事録作成
ChatGPT APIは、音声認識モデル「Whisper」と連携することで、高精度な文字起こしや議事録の自動作成が可能になります。
日本語を含む多言語に対応しており、会議やインタビューの内容をリアルタイムでテキスト化できます。
さらに、要点の自動要約や翻訳も行えるため、業務の記録・共有を効率化し、情報の抜け漏れ防止にも役立ちます。
マニュアルやFAQの自動作成
ChatGPT APIは、社内マニュアルやFAQの作成・更新作業を自動化するツールとしても活用できます。
テンプレートや既存ドキュメントをもとに文章を生成することで、内容の統一や修正作業を効率化できます。
また、利用者からの質問データを分析し、よくある質問を自動抽出してFAQに反映することも可能なので、業務知識の共有と属人化の防止に役立ちます。
ChatGPT APIを使うメリットとは
ChatGPT APIを活用することで、開発・運用の効率化からユーザー体験の向上まで、多くのビジネス的メリットが得られます。
ここでは、特に注目すべき3つのメリットを紹介します。
ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
ChatGPT APIを活用することで、自然でスムーズな対話が可能なシステムを構築でき、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
24時間自動応答が可能なため、問い合わせへの即時対応が実現し、顧客満足度の向上にもつながります。
さらに多言語対応により、海外ユーザーとの円滑なやりとりもサポートできます。
開発・業務効率の向上
ChatGPT APIを活用すれば、文章生成や要約、FAQ作成、コード支援などの業務を自動化でき、開発や運用の効率が大幅に向上します。
専門知識がなくてもAPIキーを取得するだけで導入できる手軽さも魅力です。
繰り返しの多い作業や時間のかかる業務をAIに任せることで、人的リソースをより付加価値の高い業務に集中させることが可能になります。
柔軟な拡張性とカスタマイズ性
ChatGPT APIは、業種や目的に応じて自由にカスタマイズできる柔軟性の高さが特徴です。
応答スタイルやトーンの調整はもちろん、自社の専門用語や業務フローを反映させたAI対応も実現可能です。
また、既存の業務システムやチャットツールとも連携できるため、社内外のあらゆる業務に組み込みやすく、幅広い用途での活用が期待されます。
ChatGPT APIの注意点・デメリット
ChatGPT APIは非常に便利で強力なツールですが、導入にあたっては事前に理解しておくべき注意点もいくつかあります。
ここでは主なデメリットと、それに対する対策のポイントをご紹介します。
AIへの過度な依存リスク
ChatGPTは自然で流暢な文章を生成できますが、内容が必ずしも正確とは限りません。
誤った情報や不適切な表現が出力される可能性もあるため、重要な判断や業務フローにAI出力を使う際は、人による確認プロセスが不可欠です。
特に医療・金融・法務など正確性が求められる分野では慎重な活用が必要です。
応答遅延や使用制限の可能性
利用者が急増する時間帯やAPIへのアクセス集中時には、レスポンス速度が遅くなることがあります。
また、無料プランや一部のプランでは使用回数やリクエスト数に制限が設けられているため、業務用途で継続的に使用する場合は、安定した利用が可能な有料プランを検討する必要があります。
コスト管理の難しさ
ChatGPT APIはトークン課金制で、入力と出力の文字数に応じて料金が発生します。
日本語は英語に比べてトークン消費が多く、使用量が増えるとコストも膨らみやすいため、定期的なモニタリングや、トークンの節約施策(プロンプト最適化やモデル選定など)が重要です。
ChatGPT APIの料金形態
ChatGPT APIは従量課金制(Pay-as-you-go)で、リクエストや応答でやり取りされるトークン数に応じて課金されます。
以下、ChatGPT APIの最新モデル別料金一覧になります。
※詳しい情報は、OpenAI社の公式サイトで公開されているので、そちらでご確認ください。
画像出典:Pricing(OpenAOpenAI)
ChatGPT API料金の計算方法
ChatGPT APIの計算方法ですが、使用モデル・使用モデルの利用単価・入力トークン数・出力トークン数の4つの要素を用いて、以下の計算式で求められます。
※トークン:テキストを処理する最小単位(英語では約4文字が1トークン、日本語では「りんご」が3トークンに分割される)、入力と出力のトークン数は合算され、モデルごとの単価で課金されます。
入力トークン + 出力トークン × 使用モデルにおける利用単価 = 利用料金
- 入力トークン数:ユーザーがAPIに送信するテキストの量
- APIが生成する回答のテキスト量
その際、出力トークン数は「計算結果として出力したトークン数」となり、生成結果数(n)や最良出力選定時の候補数(best_of)のパラメーターが1より大きい場合には、出力トークン数が増加するようです。
上記の他、トークン数を計算する手段としては、OpenAIが公開しているToknizerを利用して計算する方法があります。
ChatGPT APIの費用を抑えるためのポイント
ChatGPT APIのトークンは、英語1単語=1トークンとして計算し、「,(カンマ)」などの記号も1トークンでカウントされます。
そして、日本語の場合、ひらがな1文字=1トークン以上、漢字1文字=2〜3トークンでカウントされるケースが多く、英語よりもトークンの消費量が増える可能性が高いです。
小さな差かもしれませんが積もれば大きな差となります。
ここでは、ChatGPT APIの費用を抑えるためのポイントをご紹介します。
日本語を英語に翻訳する
日本語を英語に翻訳してから利用することで、トークンの節約につながります。
翻訳の手間がかかりますが、今はオンライン上で便利な自動翻訳ツールが多数あるので、翻訳ツールを活用しながらAPIリクエストを送ることで、トークン使用量を抑えることができます。
プロンプトの最適化
言語モデルを利用する上では基本的な事となりますが、プロンプトの最適化は非常に重要です。
例えば、「300文字以内」や「箇条書き」など、出力形式を指定する事で、予期せぬ出力によるトークンの消費を抑える事が可能です。
プロンプトを最適化することで、出力精度の向上が期待でき、入力回数や文章量を削減できます。
トークン使用量の最適化
利用上限の設定をすることで、予期せぬ高額の請求を防ぐことができます。
仮に、設定した上限に達した場合でも後から変更できるので、事前に上限を設定しておく事をおすすめします。
OpenAI開発者プラットフォームページの左側「Settings」→「Billing」をクリック。
「Usage Limits」を選択し、上限を設定。
ChatGPT APIの活用事例10選
ChatGPT APIの提供が開始されてから、ChatGPTを組み込んださまざまなサービスが開発されています。
ここでは、ChatGPT APIの活用事例として10選をご紹介します。
Minutz
画像出典:Minutz(株式会社ObotAI)
「Minutz(ミニッツ)」は、Web会議の音声を30言語以上に自動翻訳し、AIがリアルタイムで文字起こしを行う自動翻訳ツールです。
2025年の最新AI技術の導入により、大幅なアップデートが実施され、音声認識精度の向上と翻訳アルゴリズムの改良が実現し、専門用語や業界特有の表現も、より自然で的確に翻訳できるようになりました。
さらに、スマートフォンやタブレットにも対応し、Web会議だけでなく、多文化が共存する教育現場や、特定技能外国人を受け入れる企業など、幅広いシーンでの活用が可能です。
企業ごとの文化やルールを自動的に識別し、微細なニュアンスまで的確に翻訳する「文化翻訳」機能も大きな強みです。
◎トライアルプランあり
◎30言語以上に翻訳
◎独自技術により、スムーズな同時翻訳を実現
◎専用アプリのインストール不要
◎通信の暗号化
◎データのバックアップ
◎議事録の作成
◎再翻訳機能
◎辞書登録機能
◎重要ポイントを抽出して要約
◎過去の発言履歴を分析して誤訳を防止
チャットブリッジ
画像出典:チャットブリッジ(株式会社ObotAI)
「チャットブリッジ」は、LINEやメッセンジャーなどのSNS上でリアルタイム翻訳を提供し、特定技能外国人や技能実習生と企業とのスムーズな対話を支援するツールです。
このツールは、AIを活用した「文化翻訳(カルチャートランスレーション)」機能があり、単なる言葉の翻訳にとどまらず、企業のルールや理念、異文化における習慣やマナーを考慮した翻訳を行い、より深い理解をサポートします。
一般的な翻訳ツールとは異なり、企業独自の知識を反映した翻訳が可能なため、通訳者の役割を補完しながら、外国人労働者の長期的な成長を後押しします。
これにより、従来の通訳だけでは難しかった、文化的背景を踏まえた正確なコミュニケーションが可能となり、意思疎通に関する課題を解決できます。
◎LINE上で無料で利用ができ、誰でも簡単に扱える設計!
◎職場での多文化共生を実現
◎会話履歴のデータを活用して多言語FAQや社内マニュアルの自動生成ができる
▼動画でまるわかり!チャットブリッジの「文化翻訳」とは?▼
※画像をクリックすると動画が再生されます。
▼2分でわかるスキルアップチャット機能▼
※画像をクリックすると動画が再生されます。
【導入実績】
【株式会社あきた創生マネジメント】
【新世界語学院】
Qlipper
画像出典:Qlipper(株式会社トドオナダ)
Qlipperは、プレスリリースを自動作成するサービスです。ChatGPTを活用し、独自のアルゴリズムで適切なトピックやタイトル、本文など、プレスリリースに最適な記事構成を自動作成します。
ChatGPT APIを活用し、プレスリリース作成にかかる時間の短縮や、手軽にニュース発信をしたい場合に便利な機能を搭載しています。
Khanmigo
Khanmigoは、学生・保護者・教育者が使用できる「生徒のための仮想家庭教師」と「教師向け授業アシスタント」の2つの機能を持つ学習向けのAIプログラムです。
Khanmigoは、ChatGPT(GPT-4)の特性を活用し、生徒一人ひとりの学習ペースや興味のある内容に対応した内容の提供をしており、つまづいている箇所の解決策を説明してくれたり、答えを出すだけでなく、自分で問題を解決することをサポートしてくれる、優れたサービスです。
Stripe
画像出典:Stripe
Stripeは、オンラインで完結できる決済サービスで、世界中の多くの企業で使われています。Stripeでは、ChatGPT APIを使用して、Stripeのソフトウェアを扱う開発者ユーザーのサポートにおける品質向上や、不正行為の予防対策に活用されています。
ChatGPT APIを活用したことで、難易度の高いトラブルや技術的な質問への対応スピードが上がったと言われています。
LOGLY lift
画像出典:LOGLY lift(ログリー株式会社)
LOGLY liftは、媒体のデザインに統合し、ユーザー体験に合わせた広告配信を実現する、ネイティブ広告プラットフォームです。LOGLY liftでは、ChatGPT APIを活用して、広告クリエイティブ自動生成ツールをリリースしています。
この、広告クリエイティブ自動生成ツールは、管理や広告作成に手間がかかるウェブマーケティングにおける広告業務の円滑化を促進するために、テキスト部分をChatGPTに任せ効率化させています。
Duolingo
画像出典:Duolingo
Duolingoは、世界中にユーザーがいる、言語学習の専門家によって設計された言語学習プラットフォームです。
Duolingoでは、ChatGPT APIを使用して、「AIチャットパートナー機能」と「間違えた箇所の文法説明」の新たな2つの機能を備えた、新しいサブスクリプションを開発しています。
Yoomナレッジ
画像出典:Yoomナレッジ(Yoom株式会社)
Yoomナレッジは、社内のナレッジ管理を自動化し、従業員の情報検索を効率化するツールです。
Yoomナレッジは、ChatGPT APIを使用し、Slack内での会話や、PDFなどのドキュメントなど、様々なデータソースから自動的に情報を集約し、ユーザーは対話形式でナレッジ検索を行うことができます。これにより、求める情報へのアクセススピードが格段にアップしさせています。
ウデキキ
画像出典:ウデキキ(株式会社Gunosy)
ウデキキは、ChatGPT APIを使用した、法人向けの業務支援特化の生成AIサービスです。仕事をする上でよく発生する、議事録作成やビジネスメール作成など、実務における「スキル(機能)」で、業務効率化の促進をサポートしています。
利用も簡単にでき、ChatGPTを扱う上で重要となるプロンプトの知識も不要なので、気軽に使うことができます。
タップル
画像出典:tappple(株式会社タップル)
タップルは、共通の趣味をきっかけに恋の相手を探せるマッチングアプリです。タップルでは、ChatGPT APIを活用して、プロフィール文を添削できる新機能「プロフィールAI添削」の提供を行っています。
会員が作成したプロフィールをChatGPTが添削し、プロフィール文を改善するためのアドバイスがもらえる機能となっています。
ChatGPT APIを導入する際のチェックポイント
ChatGPT APIは非常に柔軟かつ高機能なツールですが、導入を成功させるためには事前にいくつかのポイントを確認しておくことが重要です。
ここでは、検討段階で押さえておきたい6つのチェック項目を紹介します。
効果測定の計画
ChatGPT APIを導入する前に、具体的な効果測定の指標を設定することが重要です。
例えば、「問い合わせ対応時間の短縮」「作業工数の削減」「ユーザー満足度の向上」など、期待する成果を数値で把握できるようにしておくことで、導入後の効果を正しく評価できます。
明確な目標設定があれば、改善点の特定や運用方針の見直しにもつなげやすくなります。
自社システムとの連携可否
ChatGPT APIを業務に導入する際は、自社の既存システムやツールとスムーズに連携できるかを事前に確認することが重要です。
API連携が技術的に可能か、社内セキュリティポリシーやネットワーク環境に問題がないかを開発担当と共有し、導入後にトラブルが起きないよう準備を整えておく必要があります。
データセキュリティとプライバシーへの配慮
ChatGPT APIを活用する際は、顧客情報や機密データの取り扱いに細心の注意が必要です。
OpenAIではAPI経由のデータを学習に使用しない設定が可能ですが、その確認と適切な設定が求められます。
また、業務で個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーや関連法規への準拠も重要です。情報漏洩を防ぐため、運用体制の整備と定期的な見直しが不可欠です。
カスタマイズ性と拡張性
ChatGPT APIは柔軟なカスタマイズが可能で、企業ごとのニーズに応じた最適な活用ができます。
応答の口調や言い回しを調整したり、業界特有の用語や自社独自のナレッジを組み込んだりすることも可能です。
また、既存のチャットツールや社内システムとの連携によって、AI機能を業務全体に拡張できるため、継続的な運用やスケールアップにも対応しやすいのが特長です。
テスト環境と社内トレーニング
ChatGPT APIを本格導入する前に、テスト環境でプロンプト設計や出力内容の精度を検証することが重要です。
業務に合った応答が得られるかを確認し、トライアルを通じて運用リスクを最小限に抑え、AIを扱う担当者には基本的な使い方やプロンプト作成のトレーニングを実施し、導入後も安定して活用できる体制を整えることが求められます。
法規制・契約面の確認
ChatGPT APIを業務で利用する際は、個人情報保護法や業界ごとの規制に適合しているかを事前に確認する必要があります。
特に医療・金融・教育分野などでは、AI活用に関するルールが厳格な場合があるため、社内の法務部門やコンプライアンス担当と連携し、利用範囲や契約内容を明確にしておくことが重要です。
ChatGPT APIの取得方法とは
ChatGPT APIの使い方はとてもシンプルです。以下、手順をまとめたものになります。
【OpenAIアカウントの作成】
ChatGPT APIの利用には、OpenAIのアカウントが必要となります。
まず、OpenAIの開発者向けサイト「OpenAI API」にアクセスし、画面右上の「Login」をクリックして、メールアドレス・パスワード・名前を入力して完了です。
【APIキーの発行】
アカウントの作成ができたら、APIキーを取得します。
サイト(https://platform.openai.com/account/api-keys)へアクセスし、「+Create new secret Key」をクリックします。
APIキーの名称を入力し、「Create new secret Key」をクリックすると、APIキーの発行が完了となります。
※発行されたキーは一度だけ表示されるので、必ず保存をしてください。
まとめ
本記事では、ChatGPT APIの使い方や料金体系、注意点、活用事例など、幅広い情報を網羅的にご紹介しました。
AI技術の進化と共に、我々の日常生活やビジネスにおける利用範囲もますます広がっています。
ChatGPT APIは、自然言語処理の領域で新たな可能性を切り拓く重要なツールとなり、知識やアイディアの提供において、強力なサポートとなりますので、皆さんも新しい価値を創造するために、ChatGPT APIを活用してみてください。
当社では、ChatGPT APIを使用したツールを提供しています。
AIを活用した文化翻訳(カルチャートランスレーション)で、企業のルールやミッション、異文化における習慣やマナーも考慮して翻訳を行う「チャットブリッジ」は、LINEなどのSNSを活用し、特定技能外国人や技能実習生と企業の間でスムーズな意思疎通を実現し、企業と外国人労働者双方にとって良好な関係を築きます。
そして、Web会議の内容(音声)を30言語以上へ自動翻訳して、AIが自動で文字起こしを行う自動翻訳ツール「Minutz」は、専門用語や業界特有の表現も自然かつ適切に翻訳することができ、スマートフォンやタブレットでも使用できるので、Web会議だけでなく、多様な文化が交わる教育現場や、特定技能外国人を受け入れる企業など、活用性の高いツールとなっています。
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