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2023年5月22日

ChatGPT(GPT-4)でできることとは?得られるメリットや活用事例をご紹介!


ChatGPT(GPT-4)でできることとは?得られるメリットや活用事例をご紹介!

2023年に入り、連日メディア上で話題となっているOpenAI社が開発した「ChatGPT」ですが、どのようなことができるのか知っていますか?

なんとなく理解しているという方も多いかと思いますが、ChatGPTにはビジネスにも有用な機能が備わっており、上手く活用することで業務効率や顧客満足度の向上が期待できます。

また、2023年3月15日に新しい言語モデル「GPT-4」の発表がされ、性能のアップとともに、非常に汎用性の高いツールとなっています。

本記事では、ChatGPT(GPT-4)でできること、ChatGPT×チャットボットのビジネスメリットや活用事例について解説します。

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ChatGPTでできること【最新言語モデル「GPT-4」の性能】

ChatGPTでできること【最新言語モデル「GPT-4」の性能】

ChatGPTは、OpenAI社が開発した「人間のように自然な対話ができる」最新の対話型AI(人工知能)です。

2022年11月のリリースから約2か月で1億人のアクティブユーザー数を記録し、注目を集めました。

ChatGPTは、自然言語処理技術を利用して、人間と会話をしているようなコミュニケーションができ、文章の生成・添削・校正・要約、言語の翻訳、プログラミングなど様々なタスクに取り組むことができます。

そのため、活用方法は多岐にわたります。

一例として挙げると、ChatGPTを使ってストーリーやイラストのベースを作り、絵本を作成して販売している人もいます。

また、OpenAI社は、2023年3月15日にChatGPTの最新言語モデルである「GPT-4」のデモ動画を公開し、衝撃を与えています。(2023年3月24日時点では、待機リストに申し込んだ人と有料版「ChatGPT Plus」の契約者に対して、テキストのみ使用可能な限定版が提供されています)

これまでの言語モデルである「GPT-3.5」の機能でも十分衝撃的でしたが、「GPT-4」では、さらに信頼性が高くなり、創造性に富んだ繊細な指示に対応できるようになりました。

以下のグラフは、GPT-3.5とGPT-4の性能を比較したグラフになります。

模擬試験のシミュレート結果(OpenAI)
画像出典:模擬試験のシミュレート結果(OpenAI)

ここでは、いままでの機能に加えて、GPT-4ではどういった部分の性能がアップしたのか解説していきます。

手書きのメモを分析してコード生成などができる

ChatGPTは、手書きのメモからHTMLコードを生成することができます。

例えば、ジョークサイトの構造を手書きしたメモの写真をChatGPTに提示すると、数分でWebサイトを完成させることができます。

今後は、これらの機能を用いて、様々な活用が期待されます。

画像の認識ができる

GPT-4は、テキスト文章だけでなく画像も認識することができます

デモ動画では、「これはどういうイメージの画像ですか?」や「この画像の面白さは何?」といった質問に対しても答えることができました。

ChatGPTは、画像の中身を正確に解釈し、その内容を説明することができます。

文章能力の向上

GPT-4は、従来の言語モデルよりも高度な自然言語処理タスクを実行することができます。

例えば、複数のWebサイトを比較して共通する部分を要約したり、より高度な質問に対して的確に回答することができます。

複雑な条件にも対応ができる

ChatGPTは、複雑な条件にも対応することができます。

デモ動画では、税金計算に関する複雑な指示にも対応しており、計算結果だけでなく、その根拠も提示することができます。

結果が正確でない場合でも、過程を提示することで、間違いを見つけやすくなります。

プログラムの生成

GPT-4は、プログラムの生成にも長けています。

例えば、実装理解(実装説明生成やアルゴリズム解説)、設計(仕様書作成やDB設計作成)、実装(コード生成やテキスト生成)、ドキュメント(コメント生成やドキュメント生成)など、様々な用途での活用が可能です。

高度なプログラミングができ、GPT-3よりも性能が向上しているので、より実践的に活用できます。

Web上の情報を使った回答への対応

OpenAIは2023年5月12日(現地時間)に、「ChatGPT」の新たな機能「Web browsing」と「Plugins」を有料プランであるChatGPT Plusユーザーへ向けて試験的にリリースしました。

「Web browsing」機能は、Webの最新情報を元にした回答が可能になり、「Plugins」機能では、ChatGPTの「Plugin Store」から各種プラグインを活用できます。

これらのベータ版機能は、「Profile & Settings」ページ→「Beta features」画面を表示し、試したい機能を有効化することで利用ができます。

また、サードパーティープラグインを有効化したい場合には、モデル切り替えページにて、「Plugins」→「Plugins」→「Plugin Store」をクリックして新しいプラグインをインストール後に有効化をすれば利用ができます。

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ChatGPT×チャットボットでできること

ChatGPT×チャットボットでできること

ChatGPTとチャットボットを連携させることで、様々な会話がチャットボット上でできます。

従来のチャットボットでは、登録したシナリオに沿ってユーザーからの質問や問い合わせに対応してきましたが、シナリオに登録されていない質問に対しては答えられないことが多くありました。

例えば、ユーザーが自社に関係のない内容の質問をした場合、その内容に関してのシナリオは未登録なので、会話が途絶えてしまいます。

しかし、ChatGPTとの連携をすることで、シナリオに未登録の内容(雑談など)にも回答ができます。

これにより、チャットボットの対応の幅が広がり、自社で想定していなかった質問にもスムーズな対応が行え、ユーザーの利用満足度を高めることができます。

ただし、ChatGPTの回答が全て正しいとは限らないので、その点は押さえておきましょう。

当社サービスである、ChatGPTを組み込んだ多言語AIチャットボット「ObotSERVE(オーボットサーブ)」は、独自の技術により、企業固有の情報への対応や誤回答を正す機能が備わっています。

この機能により、間違った情報提供を未然に防ぐことが可能となります。

▼▼ChatGPTを組み込んだObotSERVEの会話▼▼

※画像をクリックすると動画が再生されます。

ChatGPT×チャットボットでできること【ビジネスメリット】

ChatGPT×チャットボットでできること【ビジネスメリット】

最近では、Web接客ツールとしてよく使われている「AIチャットボット」とChatGPTを連携させたシステムの提供が増加しています。

オンライン上での買い物や体験をする人が増えている今、AIチャットボットとChatGPTが連携することで、顧客体験や集客の向上など、大きな効果が期待されています。

ここでは、ChatGPT×チャットボットでのビジネスメリットについて解説します。

事前学習の大幅な削減

従来のチャットボットは、事前に設計された決められた質問にのみ対応できるため、事前に学習データを収集・整理し、機械学習モデルを訓練する必要がありました。

しかし、ChatGPTは大量の自然言語コーパス(自然言語処理のために収集・整理された大量の言語データ)から自己学習し、多様な質問に対応することができます。

そのため、従来のチャットボットに比べ、導入前の事前学習の工数を大幅に削減することができます。

顧客満足度の向上

ChatGPTは、より人間らしい自然な応答を行うことができるため、顧客の不満や不快感を軽減することができます。

また、高度な自己学習機能を持つため、徐々に顧客のニーズや好みを学習し、より的確なサポートを提供することができます。

そのため、顧客満足度を向上させることができます。

機会損失の削減

24時間365日対応が可能なChatGPTとチャットボットは、顧客からの問い合わせに迅速かつ正確に対応することができるので、機会損失を削減することができます。

また、自動応答を行うことで、人的リソースを節約し、コスト削減につながります。

ChatGPT×チャットボットでできること【活用アイディア】

ChatGPT×チャットボットでできること【活用アイディア】

ChatGPTの実務での運用はすでに始まっており、様々な形で活用されていますが、企業やサービスに応じて、最適な利用方法を選択することが重要です。

ここでは、ChatGPT×チャットボットで実現できる活用アイディアについてご紹介します。

カスタマーサポート

ChatGPTとチャットボットを組み合わせることで、企業のカスタマーサポートを自動化することができます。

顧客が問い合わせる内容に対して、チャットボットが即座に返答することで、スピーディーかつ効率的なサポートを提供できます。

また、ChatGPTの自然言語処理能力によって、より高度な質問にも回答できるようになります。

購買サポート

ChatGPTとチャットボットを利用して、企業の商品やサービスの購入プロセスをサポートすることができます。

例えば、顧客が商品に関する質問をした際に、チャットボットが返答することで、顧客が商品についての情報を簡単に入手できます。

また、購入手続きに関する問い合わせにも対応できるため、購入に至るまでのプロセスを円滑に進めることができます。

インタラクティブなエンターテイメント

ChatGPTは自然言語処理の能力に優れているため、チャットボットと組み合わせてインタラクティブ(対話式)なエンターテイメントを提供することができます。

例えば、会話だけでなく、ストーリーやクイズ、ゲームなどを楽しむことができます。

AIアシスタント

ChatGPTとチャットボットを利用することで、AIアシスタントを実現することができます。

例えば、スケジュール管理やメールの自動返信など、日常的な業務を自動化することができます。

これにより、生産性を高めることができるとともに、従業員の負荷を軽減することができます。

データ分析

ChatGPTを利用することで、企業のデータ分析を自動化することができます。

ChatGPTは自然言語処理の能力に優れているため、大量のテキストデータを解析することが可能です。

例えば、顧客のフィードバックやレビューをChatGPTに解析させることで、顧客の嗜好や意見を把握することができます。

マーケティング

ChatGPTを利用して、マーケティング戦略を強化することができます。

例えば、ChatGPTを使って顧客の意見や要望を把握し、それを元に新しい商品やサービスを開発することができます。

また、ChatGPTを利用して、顧客とのコミュニケーションを強化することもできます。

チャットボットが顧客の問い合わせに迅速に対応することで、顧客の満足度を高めることができます。

ChatGPT×チャットボットでできること【サービス事例】

ChatGPT×チャットボットでできること【サービス事例】

ChatGPTとチャットボットを組み合わせたサービス事例として、様々な業界で顧客サポートや会話インターフェースの改善などが挙げられます。

ChatGPTとチャットボットを活用することで、よりスムーズで効率的なコミュニケーションを実現することができます。

ここでは、ChatGPTとチャットボットを組み合わせたサービス事例をご紹介します。

ObotSERVE


画像出典:ObotSERVE(株式会社ObotAI)

ObotSERVE(オーボットサーブ)は、AIとシナリオの良さを併せ持ったAIチャットボットで、今話題となっている「ChatGPT」とAPI連携により、広範囲な知識+より自然な対話が可能となります。

さらに、独自技術によりChatGPTでは回答ができなかった「企業固有の情報」にも対応が可能となり、ChatGPTのデメリットとされている「誤回答」を防ぎ、高精度なWeb接客で離脱率の軽減や集客をサポートします。

ObotSERVEでは、ChatGPTを扱う上で重要となってくる「プロンプトデザイン」に力をいれています。
※プロンプトデザイン:AIに伝える汎用的な命令文を作成すること

この部分を上手く活用することで、企業ごとの要望を取りこんだオリジナルのAIチャットボット作りを行っています。

ObotSERVEは、ChatGPTの最新言語モデルであるGPT-4への対応や、さらなる機能強化など、日々サービスのアップデートを行っています。

▼▼ChatGPTを組み込んだObotSERVEの紹介動画▼▼

※画像をクリックすると動画が再生されます。

Tebot


画像出典:Tabot(株式会社アノテテ)

Tebotは、事前学習済みの高性能AI搭載で、シナリオ機能や有人チャット機能など、必要な機能を標準搭載しているAIチャットボットサービスです。

また、ChatGPTとの連携により「Q&A自動生成」機能の提供を開始しています。

これにより、企業独自のQ&AデータをWebサイトや各種ドキュメントから自動生成できるようになりました。

Alli


画像出典:Alli(Allganize Holdings株式会社)

Alliは、トレーニング済みの応答精度の高いAIを搭載したAIチャットボットです。

FAQ情報のみならず、ドキュメントから回答を自動抽出できる独自機能「機械読解AI ドキュメント検索」や有人チャット機能、外部ツールとの連携などを基本機能として搭載しています。

また、新機能としてChatGPTを活用した「企業向けの回答自動生成型の検索」の提供を開始しました。

新機能により、業務利用に求められる情報ソースの特定や回答を総合的に簡潔に要約して提示することが可能となりました。

ChatPlus


画像出典:ChatPlus(チャットプラス株式会社)

チャットプラスは、タグを貼るだけでホームページやアプリに簡単に埋め込むことができる、AIチャットボット・チャットサポートツールです。

運用にあわせて、チャットボットによる自動応答やAIによる応答、有人によるチャット、有人とチャットボットによるハイブリットなど、カスタマイズできます。

そして、ChatGPTとの連携を強化し、質問者からのフリーワードに完全自動回答が可能となりました。

ChatGPTを活用した自動回答機能で、顧客満足度の向上やサポートチームの効率化が期待できます。

CYZY SPACE


画像出典:CYZY SPACE(株式会社メタバーズ)

CYZY SPACEは、VRショールームや3Dオンライン展示会、バーチャルイベントとして活用できる、クラウドVRサービス・メタバースです。

空間内では、音声通話やビデオ通話、テキストでやり取りができるチャットなどを通して交流することができます。

また、ChatGPTとの連携により、空間内での24時間アバター案内(AIコンシェルジュ)の自動応答機能を追加しました。

新機能では、ボットに話し方や性格、事前知識などを設定することで、独自作成シナリオ+ChatGPTを併用して、高性能な会話が可能となりました。

Kasanare


画像出典:Kasanare(カサナレ株式会社)

Kasanareは、自社開発やエンジニアリソース不要の「埋め込み式専用チャットボット」です。

2023年4月より、GPT-4に対応したAIチャットシステムの提供を開始し、企業ごとにカスタマイズされた高精度なチャットシステムで、自社専用のChatGPTの実装が可能となります。

これにより、ユーザーの声を起点に顧客ロイヤルティの向上やサービス品質の向上が期待できます。

helpify.ai


画像出典:helpify.ai(アイザック株式会社)

helpify.aiは、ChatGPTを用いた自社専用チャットボットです。

企業が利用しているツールと連携し、様々なツール内にあるデータやドキュメントをもとにAIが学習をして、ユーザーの質問に回答するチャットボットとなっています。

miibo


画像出典:miibo(maKunugi)

miiboは、個人で会話AIの開発を行っているmaKunugi氏が2021年8月にリリースした「会話AI構築プラットフォーム」です。

そして、最新のChatGPTにも使用されている大規模言語モデル「GPT-4」に対応しており、大規模言語モデルの課題となっている「誤回答ももっともらしく回答する」という側面をコントロールしながら、用途にあわせた機能を有しています。

ChatPDF


画像出典:ChatPDF

ChatPDFは、PDFファイルをアップロードするだけで、その内容に関する質問に答えるAIチャットボットを作成するサービスで、OpenAI社のChatGPTを利用しています。

そして、言語を自動で切り替え、英語の文書に日本語で質問しても日本語で回答が得られます。

ChatPDFは、PDFファイルが120ページ(10MB)までなら、1日3つ+質問は50以内であれば無料で利用でき、長い文章のものや理解しづらい資料がある際の内容把握を効率的にできるツールとなっています。

Bard


画像出典:Bard

Bardは、Googleが2023年2月6日(現地時間)に発表した会話型のAIサービスです。

Bardに用いられている言語モデルは、Googleが開発したLaMDA(ラムダ)という大規模言語モデル(LLM)の軽量版で、会話を重視する特性を持っています。

日本では、2023年4月20の時点で、リストに登録したユーザーであればアクセスできるようです。(利用できるのは英語のみ)

Merchat AI


画像出典:Merchat AI(Mercari, Inc.)

Merchat AIは、メルカリのグループ会社であるMercari, Inc.が提供する、US版メルカリの新しいチャットボット型お買い物アシスタントです。

ChatGPTを搭載しており、リクエストを送ると予算やサイズなど、顧客の特定のニーズをよりよく理解するために質問をし、自然な会話をしながら、AIが店員のような接客そしてくれ、便利性を体験することができます。

MILII TALK


画像出典:MILII TALK(株式会社MILIZE)

MILII TALKは、LINE のトーク画面にて、お金に関する質問(不動産、家計、保険、年金など)をすると、オリジナルキャラクターである、次世代金融アドバイザー「MILI」が会話形式で回答をしてくれます。

質問の回答には、OpenAI社が開発した自然言語技術処理モデルChatGPT(GPT-3.5)のAPIを活用しています。

xGPT


画像出典:xGPT(株式会社ビヘイビア)

xGPTは、LINEを活用したAIチャットボットプラットフォームで、ChatGPT(GPT-3.5-Turbo & GPT-4)技術を組み込んでいます。

xGPTでは、自然な形でコンバージョンポイントへの誘導を行うことができ、ユーザーからの質問内容に応じて最適な回答を返答する事が可能となっています。

まとめ

本記事では、ChatGPT(GPT-4)でできること、ChatGPT×チャットボットのビジネスメリットや活用事例について解説しました。

最新のChatGPTに使用されている大規模言語モデル「GPT-4」は、テキストだけでなく、画像や動画を生成ができるため、汎用性の高いツールです。

この革新的な技術は応用範囲が非常に広く、様々な分野において大きな影響を与えるのではないでしょうか。

2023年に入り、AIの進化が今まで以上に加速しており、仕事においてもAIを上手く活用できるかが決定的な差になると思われます。

当社では、ChatGPTと連携した多言語AIチャットボット「ObotSERVE(オーボットサーブ)」を提供しています。

▼▼ChatGPTを組み込んだObotSERVEの紹介動画▼▼

※画像をクリックすると動画が再生されます。

ObotSERVEは、ChatGPTを利用した高度なWeb接客と、ChatGPTの問題点とされる誤回答を正す独自技術を実装したAIチャットボットです。

この独自技術は、企業固有の情報にも対応する機能となっており、顧客の知りたい事に対して適切な解決策を提案し、ChatGPTの特徴である「自然な会話」で、離脱率の軽減や集客をサポートします。

近年、オンライン上で買い物や体験ができるようになり、国内外問わず、多様な時間帯・言語での問い合わせが増加しています。

そんな中、24時間365日稼働できるAIチャットボットは人材不足をカバーし、企業にとって強力な救世主となります。

話題のChatGPTを組み込んだ最新のAIチャットボットの導入をお考えの方、ぜひご相談ください。

当社では、随時オンラインにてご案内をしていますので、気になる方はお問い合わせください。

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