お役立ちラボ

2024年3月26日

【25選】AIチャットボットとは?おすすめサイトやChatGPTとの連携効果・事例を解説!


AIチャットボットは、新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、様々な企業が業務縮小を目指す中で、問い合わせ窓口の対応件数を、効率よく削減できるツールとして注目されるようになりました。

特に、AIチャットボットは、LINEなどの身近なチャットツールとも連携できるため、ユーザー側にとっても利便性が高く、満足感を得られる対応を可能にします。

さらに、AIチャットボットは、OpenAI社が開発した「ChatGPT」の出現によって、今まで以上に、自然な会話を実現し、企業固有の情報を学習させることで、誤回答などを防ぎながら精度の高い回答を可能にします。

ここでは、おすすめのAIチャットボットや、会話の作り方・使い方について、詳しくご紹介していきます。

AIチャットボットとは


AIチャットボットとは、テキスト会話をリアルタイムで行う「チャット」と、ロボットによる自動化「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能(AI)技術を用いて開発された自動応答プログラムのことです。

AIチャットボットは、人間によって、予め機械学習(設定)されたルールに従って、自動的に対応を行っていくため、精度の高い回答を提供できます。

昨今、AIチャットボットの導入は、カスタマーサポートセンターの一次対応のみならず、様々な分野で利用されており、情報収集(アンケート機能)・予約管理・ネットショッピング・案内などで使われています。

また、今話題のOpenAI社が開発した「ChatGPT」は、AIチャットボットと連携することができるので、今までよりも情報量の多い回答を実現します。

AIチャットボットの種類

近年、チャットボットは、予約サイトへの導入も増えてきているため、認知率も向上しており、私たちの日常生活でも使われています。

特に、チャットボットには、業務効率化の促進や機会損失を防止するなど、様々な効果があるため、利用用途や目的に応じて使い分けられています。

ここからは、チャットボットの導入を検討する際に、知っておきたい「種類」について、詳しくご紹介していきます。

機械学習(AI)型

機械学習(AI)型は、AIチャットボットとも呼ばれており、事前に会話内容を人間から学習されているタイプです。

AIチャットボットは、24時間体制で効率的に対応できるため、質問に対する回答を人間よりも迅速に行えます。

そのため、AI型のチャットボットは、顧客の興味や関心を引き出しながら、適した商品(サービス)を紹介することができるので、販促としても利用されています。

AIチャットボットは、事前学習に基づいて正確な対応を可能にするため、多くの企業で導入されています。

ルールベース(シナリオ)型

ルールベース(シナリオ)型は、事前に人間が決めたルールシナリオ通りにしか、質問と回答が行われないタイプです。

そのため、シナリオ型のチャットボットは、柔軟性に欠けており、会話というよりも機械的に感じられやすく、問題解決まで辿り着かないことがあります。

しかし、シナリオ型のチャットボットは、AIを搭載していないため、コストを抑えられるので、導入に対するハードルを下げることができます。

有人対応型

有人対応型とは、機械学習(AI)型や、ルールベース(シナリオ)型のような「自動応答システム」とは異なり、人間がチャットを介して回答を行うタイプです。

そのため、有人チャットは、人間との会話になるので、イレギュラーな問い合わせにも回答できたり、より細やかな個別対応を可能にします。

しかし、有人対応型の場合は、回答可能な時間帯が営業時間内であったり、処理速度にも限界があるため、AIチャットボットとの使い分けが効果的です。

特に、人間による対応は、ユーザーへの安心感にも繋がり、具体的なサポートを受けることも可能です。

AIチャットボットおすすめ25選

ここまでは、AIチャットボットに関してや、導入を検討する際に知っておきたい「種類」について、解説してきました。

ここからは、ChatGPTに連携済み・未連携のAIチャットボットに関する「おすすめツール」を、詳しくご紹介していきます。

ObotSERVE


画像出典:ChatGPTを組み込んだAIチャットボット「ObotSERVE」

ObotSERVEは、自社サービスの多言語AIチャットボット「ObotAI」に、今話題の「ChatGPT」とAPI連携したことで、今まで以上に情報量が多く、レベルの高い会話を可能にしました。

ObotSERVEは、質問に対して端的な回答ではなく、詳しい情報を提供してくれるため、検索サイトを開かなくても、会話内で疑問点を解決することができます。

しかし、ChatGPTは、誤回答やプライバシーに関することで懸念されることも多く、導入へのデメリットが大きすぎると注視されています。

そこで、ObotSERVEでは、企業固有の情報を正確に回答できる技術を独自開発し、エクセルやGoogleスプレッドシートから、簡単にチャットボットデータを更新することで、人間よりも高度な対応(回答)を可能にしています。


ObotSERVEを提供する「ObotAI」とは?

・11言語に対応:日本語/英語/中国語(繁・簡)/韓国語/タイ語/インドネシア語/ベトナム語/ネパール語/ウクライナ語/ロシア語

・充実したサポート

・自治体への導入実績多数:国土交通省/厚生労働省/デジタル庁/茨城県/千葉県/神奈川県/福井県/静岡県/富山県/仙台市健康福祉局保健所 他

・病院への実績:東長崎駅前内科クリニック/きつかわクリニック 他 詳しくはこちら

・Google Cloud Platformを利用(セキュリティの暗号化)

・通信の暗号化(HTTPS)

・運用の保守体制(監視ツールでアプリケーションの動作確認や障害発生時には自動アラート発動)


ChatGPTとの連携】対応済み

ObotSERVEの紹介動画

お問い合わせ
サービスに関するお問い合わせ・資料請求【株式会社 ObotAI】

さらに、株式会社 ObotAIでは、チャットでの会話内容をリアルタイム翻訳できる「翻訳チャット(有人対応)」も提供しています。

多言語AIチャットボット「ObotAI(無人チャット)」と併用することで、顧客満足度を向上させて機会損失を防ぐことが可能です。

使用例
営業時間内→「翻訳チャット」でオペレーター(人)が直接対応
営業時間外→「ObotAI」でAI(企業固有の情報を学習したChatGPT)が自動対応

翻訳チャットの紹介動画

翻訳チャットの活用方法
資料ダウンロード
お問い合わせ
サービスに関するお問い合わせ・資料請求【株式会社 ObotAI】

Smart Robot


画像出典:AIチャットボットサービス SmartRobot【24時間365日自動応答!】/ 株式会社 電算

Smart Robotは、台湾新北市に本社を置く「インツミット 株式会社」が、協業契約して開発されたAIプラットフォームです。

インツミット 株式会社は、AIを活用したソリューションにおいて、500社以上の導入実績があるため、AI技術に関する知見を有しています。

ChatGPTとの連携】対応済み

MediaTalk


画像出典:MediaTalk

MediaTalkは、専任のサポートチームがありながらも、設置数やチャット利用数に関わらず、無制限で利用可能な定額サービスとなっています。

注意点としては、最低利用期間が3ヶ月であるところですが、14日間(2週間)の無料トライアルを設けているので、契約前に十分吟味することができます。

ChatGPTとの連携】対応済み

hitobo


画像出典:Hitobo

hitoboは、チャットボットの更新作業が、CSVでアップロードするだけなので、他社よりも簡単になっています。

また、デザインに関しては、チャットボットのアイコンや、背景色・利用開始ボタンなど、自由にユーザーがカスタマイズすることが可能です。

ChatGPTとの連携】対応済み

KARAKURI


画像出典:KARAKURI chatbot

KARAKURIは、チャットボットとECサイトを連携することで、在庫切れの商品を簡単に確認できる「KARAKURI skills」というサービスがあります。

KARAKURI skillsでは、在庫検索や、配送日の変更のみならず、資料請求などのフォームも手軽に作成できます。

さらに、商品を返品したい場合には、チャットボットに問いかけると、返品受付フォームが自動作成されるので、ユーザと企業側にとっても、利便性が上がります。

ChatGPTとの連携】対応済み

KARAKURIの紹介動画

FirstContact


画像出典:FirstContact

FirstContactは、iPad版のアプリに対応しているので、出先などでも手軽に管理画面を操作できるため、利便性の高さが特徴です。

また、FirstContactには、業界の中でも最安値と言われるプランが存在するので、導入しやすい価格帯も魅力的です。

ChatGPTとの連携】対応済み

iPad版 無料ダウンロード
「FirstContact」をApp Storeで

Chat Plus


画像出典:チャットプラス

Chat Plusは、チャットボットを簡単に設置することが可能ですが、機能の設定については、自由にカスタマイズできない点もあります。

そのため、導入を検討する際には、利便性などを考えて検討する必要があり、結果的には、他社の方が安くなる傾向があります。

ChatGPTとの連携】対応済み

alli


画像出典:Alli

alliは、通常2週間の無料トライアルになっていますが、導入判定が難しい場合には、期間延長の相談が可能です。

また、サービスの特徴としては、オンプレミス版での提供も行っているため、個別見積もりで対応することができます。

ChatGPTとの連携】対応済み

KUZEN


画像出典:チャットボットでの業務自動化/KUZENサポート

KUZENは、マーケティングのサポート体制が整っており、備蓄データをグラフで表示したり、レポートを簡単に作成することが可能です。

さらに、CV(コンバージョン)測定機能では、クリック数やページ遷移の計測ができるため、顧客心理が可視化されて、サービスの向上を促進します。

ChatGPTとの連携】対応済み

BOTCHAN AI


画像出典:BOTCHAN AI/提案するチャットボット

BOTCHAN AIは、決済機能を備えたチャットサービス「BOTCHAN Payment」と併用することで、商品を購入・決済する際のフォームストレスを抑制できます。

そのため、BOTCHAN AIでは、顧客接点を強化するだけではなく、カートの離脱率を減少させ、コンバージョン率(CVR)を向上させることが可能です。

ChatGPTとの連携】対応済み

zendesk


画像出典:Zendeskで顧客視点のサポート体制を構築

zendeskは、1ID(ユーザー)ごとに月額の費用が変動するため、従業員の人数によっては、費用対効果を考えて導入する必要があります。

さらに、zendeskには、機能をカスタマイズできるように、マーケットプレイスが公開されていますが、月額が発生するアプリが多いので、注意しなければなりません。

ChatGPTとの連携】対応済み

PKSHA


画像出典:PKSHA Chatbot/国内シェアNo.1チャットボット

PKSHAは、自社開発のAIエンジンにより、辞書データを搭載しているため、少ない学習でも、会話の土台があることで、日本語精度が圧倒的に高くなっています。

さらに、辞書データには、3億回を超える対話履歴から、言葉の揺れや言い回しもサポートしてくれます。

ChatGPTとの連携】対応済み

TalkQA


画像出典:TalkQA

TalkQAは、AIエンジンが2種類あるため、独自開発型かIBM Watson型かを選んで使うことができます。

IBM Watsonは、世界的に信頼度や性能が高いため、独自開発型よりもシステム利用料(初期費用は同額)が3倍であったり、オプションも高くなっています。

ChatGPTとの連携】対応済み

DECA


画像出典:DECA カスタマーサポート / DECA(デカ) / マーケティングDX支援サービス

DECAは、表記揺れを吸収する機能が備わっているため、チャットに自由入力(会話)された質問に対しても、予め登録している自社ワードにより、一歩先の会話を実現しつつ満足度の向上を促進します。

自社ワードの記憶には、数千万にも及ぶ会話データからと、独自の言語処理技術を駆使したAIエンジンによって、表記揺れを吸収した回答を実現しています。

ChatGPTとの連携】対応済み

PEP


画像出典:AIチャットボットPEP(ペップ)

PEPは、AIチャットボット機能だけではなく、有人チャットにも対応しており、曜日や時間で自動切り替えができたり、担当者の割り振り機能を搭載しています。

さらに、メンテナンスの工数は、月に約2時間なので負担がかからず、業務の効率化を促進できます。

ChatGPTとの連携】対応済み

Support Chatbot


画像出典:サポートチャットボット

Support Chatbotは、多言語にも対応しているため、外国人のお客様を相手にする企業におすすめです。

しかし、Support Chatbotのチャットボットは、オンプレミス版なので、高度なセキュリティ環境を求める場合には、情報公開について注意が必要です。

ChatGPTとの連携】対応済み

AI Messenger


画像出典:AI Messenger

AI Messengerは、チューニング効果が高い部分を提示する「AI Compass」を活用することで、回答精度が高まる特徴があります。

また、オプションには、有人チャットの対応を専門とする「沖縄チャットセンター」があり、24時間365日稼働しています。

ChatGPTとの連携】対応済み

salesforce


画像出典:Service Cloud カスタマーサービス用 AI

Einstein AIは、本社がアメリカにあるため、デモ動画や企業情報などが、全編英語になっています。

そのため、日本企業が使う場合には、英語に馴染みがないと、使いにくさや不安感を抱く可能性があります。

ChatGPTとの連携】対応済み

xGPT


画像出典:xGPT

xGPTは、LINEのみに対応しているサービスですが、AIチャットボットにChatGPTの技術が組み込まれているため、AI主導の対応が可能です。

そのため、xGPTでは、これまで依存していた「会話のシナリオ(Q&A)」作成に対する負担が、大幅に削減されるので、業務の効率化を促進します。

ChatGPTとの連携】対応済み

miibo


画像出典:miibo

miiboは、GPT-3.5のみならず、GPT-4を活用した会話も可能にしており、次世代型のAI仕様となっています。

また、大きな特徴としては、インターネットに接続できれば、どのデバイスからも利用環境問わず、利用することが可能です。

ChatGPTとの連携】対応済み

sinclo


画像出典:Sinclo

sincloは、UI(ユーザーインターフェース)がわかりやすいため、チャットボットの作成から運用までを、ソースコード不要で提供しています。

また、利用料金に関しては、タグをコピペするだけで、簡単に埋め込めるため、複数サイトで無制限にチャットボットを利用できます。

ChatGPTとの連携】未対応

RICOH Chatbot Service


画像出典:RICOH Chatbot Service/リコー

RICOH Chatbot Serviceは、業種別の活用テンプレートがあるので、一から質問や回答を考える必要がないため、導入が比較的簡単になっています。

また、無料トライアルは、30日間と他社より長く、期間中もサポートセンターからレクチャーを受けることが可能です。

ChatGPTとの連携】対応済み

HUEチャットボット


画像出典:HUEチャットボット

HUEチャットボットは、Google Chromeに対応しているため、他社サービスと同様に、スマホでも使うことが可能です。

しかし、メンテナンス画面は、解像度が小さく利用が困難なので、パソコンなど大きなデバイスから、アクセスする必要があります。

ChatGPTとの連携】対応済み

COGNIGY


画像出典:Cognigy(コグニジー)/AIチャットボット

COGNIGYは、多言語(23言語)に対応しているため、外国人とコミュニケーションを取る上でも、効果的に役立ちます。

会話フローは、日本語で作成しておけば、多言語への展開は簡単なので、多方面から業務の効率化を促進できます。

ChatGPTとの連携】対応済み

FLIPDESK


画像出典:Flipdeskとの連携で売上UPと業務効率化を両立する次世代チャットボット

CROSS TALKは、Web接客ツールである「FLIPDESK」と連携することで、ターゲットを絞り込んだマーケティング(セグメント)が行えます。

そのため、チャットボットでは、ユーザーとの会話内容を抑制することもできるので、心地よい距離感で接客することが可能です。

ChatGPTとの連携】対応済み

AIチャットボットの使い方

ここまでは、AIチャットボットの「おすすめツール25選」について、わかりやすくご紹介してきました。

ここからは、コスト削減や人手不足解消に役立つ「AIチャットボットの使い方」を、詳しく解説していきます。

コールセンターでの一次対応

コールセンターは、クレーム対応が多くなるため、ストレスが溜まる職種とも言われており、離職率の高い職場として認知されています。

特に、コールセンター業務は、他の職種に比べて定着率が悪いながらも、会社の顔となるポジションなので、しっかりとしたスタッフを採用すべく、常に採用コストと人手不足に悩まされています。

そこで、コールセンターでは、チャットボットを導入することによって、AIが一次対応を担うこととなり、オペレーターに電話を取り次ぐまでに、いくつかのステップを踏む必要が生じます。

その間に、悪質なクレーマーは、このステップを面倒に感じて諦めたり、クールダウンする時間が生まれ、本当に困っている人を絞り込むことができます。

コールセンター業務は、顔が見えない対応になるため、コミュニケーションに悩みを抱えることも少なくなく、スタッフのメンタルヘルス対策が重要視されています。

昨今、スタッフのメンタルヘルスは、社会問題としても注視されており、経営者は改善目的として、AIの導入を検討する機会が増えています。

FAQとの連携

AIチャットボットは、一方的にFAQを提示して解決を求めるのではなく、会話形式で一緒に回答を導き出すことができます。

そのため、AIチャットボットとFAQの連携は、より顧客満足度の高い「接客形式」となり、図や動画等を用いることで、多くの情報を提供することが可能となります。

また、FAQのチャット化は、FAQにある情報を記憶するだけなので、新たに情報を加える必要がなく、顧客に対して適切なナビゲートを可能にします。

案内のサポート

AIチャットボットは、場所や時間を気にすることなく、24時間365日利用することができるので、案内業務の多い観光施設や行政で活躍しています。

例えば、3月から4月は、引っ越しシーズンで役所は混雑し、電話が繋がりにくくなったり、窓口での対応に時間を要します。

特に、働く人は、休憩時間を利用して、役所の窓口に足を運んだり、コールセンターに電話をかけても、なかなか順番が回ってこず、平日の9時〜17時という時間に不便さを感じています。

そこで、デジタル化が進む働き世代は、時間や場所に囚われず、都合のいいタイミングで疑問点を解決できる「AIチャットボット」の利用を積極的に行っています。

また、AIチャットボットは、忙しい子育て世代にとっても有効的で、子供の急な発熱で病院を探したり、手続きなどがわからない時、手軽に必要な情報を入手できます。

最近では、AIチャットボットの導入は「子育て環境を整えるための一つ」という認識を持つ行政も増えており、忙しい親御さんのサポート役として一役買っています。

その他には、アパレル業界でも導入が増えていて、AIチャットボットをオンラインショップ(ECサイト)に導入することで、お客様に商品提案などを気軽に行えるようになりました。

さらに、近年、規模の大きな大学では、学生の人数・学部・学科が多いことで、ホームページでのお知らせが埋もれやすくなり、情報を見落としてしまう学生も増えています。

そこで、デジタル化が進む学生には、AIチャットボットを導入することで、LINE感覚で情報を取得してもらえるため、発信者との壁やタイムラグがなくなるようになります。

AIチャットボットのメリット

ここまでは、AIチャットボットの「効果的な使い方」について、具体的な内容とともに、詳しく解説してきました。

ここからは、人間によって学習されたデータを基に、最適な回答をユーザーに届けられる「AIチャットボットのメリット」を、ご紹介していきます。

連携が可能

ChatGPTは、インターネット上にある大量のテキストデータを学習しているため、質問に対する回答や文章の作成、情報の要約などを可能にします。

そのため、従来のAIチャットボットは、会話内容を0から作り上げていましたが、ChatGPTと連携することにより、データ学習に対する人間の作業負担が大幅に削減できます。

しかしながら、ChatGPTの知識は、2021年9月までのデータに止まっているため、最新情報に関しては反映されておらず、誤った情報を回答してしまう場合もあります。

そのため、ChatGPTは、AIチャットボットの技術と融合することで、固有名詞など独自の情報や最新情報にも対応することが可能です。

24時間対応が可能

AIチャットボットは、人間と同じように、高度な質問に対しても、柔軟な回答ができるため、24時間365日お客様対応が可能です。

例えば、人間のみが対応する場合には、営業時間外などによって、お悩みをすぐに解決できないこともあります。

しかし、AIチャットボットの場合は、人から事前に学習されたデータを基に回答するので、営業時間外により無人対応になっても、滞りなく会話(対応)が行われるので、機会損失を防止します。

待ち時間の削減

AIチャットボットは、自動応答システムなので、コールセンターのような「待ち時間」がなく、瞬時に回答を届けることができます。

そのため、お客様(ユーザー)は、解決までの所要時間にストレスや不満を感じることなく、顧客満足度を向上させることが可能です。

コストの削減

AIチャットボットは、これまで人が行っていたお客様(ユーザー)対応を、自動化することができるので、コストを削減しながら、業務の効率化を促進できます。

カスタマーサポートのスタッフは、AIチャットボットが解決できなかった「難易度の高い内容」や「優先度の高い回答」に集中することが可能です。

AIチャットボットが、一次対応を担うことにより、業務負担を軽減し、残業時間や稼働人数を削減できます。

対応ミスを防止

人が対応する場合は、担当者によって表現方法が異なることもあり、間違った回答や対応をしてしまうこともあります。

しかし、AIチャットボットの場合は、学習に応じた回答になるため、対応ミスを防止しながら、正確な情報を提供することができます。

顧客接点の向上

AIチャットボットは、LINEなどチャットでの会話に慣れた若者や、電話での問い合わせが手間に感じる中高年など、幅広い層から利便性を感じてもらえます。

そのため、会話履歴は、お客様(ユーザー)情報として備蓄し、マーケティングデータとして活用できます。

特に、AIチャットボットの場合は、対面でのコミュニケーションではないため、悩みや要望など「本音」を聞き出しやすく、正確で有益な情報を収集することが可能です。

多言語対応が可能

AIチャットボットは、更新スタッフの言語力に応じて、何ヶ国語も学習できるため、外国人からの問い合わせにも対応可能です。

特に、日本語以外の言語対応に関しては、ネイティブスタッフによる更新と、翻訳ツールを活用したものがあり、精度はツールによって大きく異なります。

AIチャットボットのデメリット

ここまでは、「AIチャットボットのメリット」について、いくつか代表的なものを解説してきました。

ここからは、導入前に知っておきたい「AIチャットボットのデメリット」を、詳しくご紹介していきます。

導入コストの発生

AIチャットボットは、予想されるQ&Aの登録(学習)を人間が行ったり、チューニングも必要なため、導入直後から精度の高い会話を実現することができません。

また、AIチャットボットを軌道に乗せるためには、これまでの問い合わせ内容を整理する必要があるので、準備作業が発生します。

しかし、これらの面倒な作業は、サポート体制が整っているツールを使うことで、手早く開始することが可能です。

全てに対応するのは不可能

AIチャットボットは、人間による機械学習によって動作するので、複雑な問題や感情的な内容については、対応することが困難です。

そのため、基本的(簡単)な問題には、AIチャットボットを利用し、複雑(感情的)な内容については、有人対応に切り替えることが、一般的な活用方法となります。

特に、学習していない「最新情報」などには、対応しきれないので、定期的な更新(学習)が必須です。

顧客接点の減少

AIチャットボットは、人が直接対応しない分、時間や場所に左右されないため、利便性の高さが売りですが、顧客接点の減少を招き、関係維持関係構築が難しいのも特徴です。

特に、接客(サービス)を売りにしている商材には、顧客離れを加速させないためにも、導入時には注意が必要です。

維持費の発生

AIチャットボットの運用には、システム開発にかかる初期費用だけではなく、更新作業など定期的なメンテナンスを必要とするため、維持費も発生します。

そのため、導入の際には、初期費用だけを注視するのではなく、継続的なコストを含めて選定する必要があります。

プライバシー保護の観点

AIチャットボットは、会話内容から顧客情報を扱うため、プライバシーに関して慎重に考える必要があります。

特に、個人情報や機密情報を扱う場合には、十分なセキュリティ対策を行わないと、情報漏洩のリスクが高まる恐れがあります。

AIチャットボットとChatGPTの連携効果

ここまでは、AIチャットボットのおすすめツールをはじめ、メリットやデメリットについて、詳しくご紹介してきました。

ここからは、AIチャットボットを導入する上で、利便性を向上させる「ChatGPT」との連携を解説していきます。

コミュニケーションの促進

AIチャットボットは、 ChatGPTと連携することで、回答精度が向上するだけではなく、より自然な会話を実現します。

さらに、ChatGPTは、多様な会話を生成できるので、従来のチャットボットよりも対応の幅が広がり、積極的なコミュニケーションを促進します。

理解力が高まる

ChatGPTは、前の会話を自動学習しているので、万人に対する回答とは異なり、相手にあった「One to Oneの接客」を可能にします。

そのため、AIチャットボットとの連携は、ユーザーへの理解力が高まり、お悩み解決に対して親身になれます。

誤回答の制御

ChatGPTは、2021年9月頃までのデータしか搭載されていないため、最新の情報には答えられなかったり、誤った回答をすることがあります。

しかしながら、AIチャットボットは、最新情報を随時学習させることができるので、誤情報を制御することが可能です。

チャットボットや生成AIを活用した事例

ここまでは、AIチャットボットとChatGPTの連携効果について、わかりやすくご紹介してきました。

ここからは、業務効率化や人手不足の解消に一役買う「生成AIを活用したサービス」をご紹介していきます。

ahamo


画像出典:チャットでの相談 / ahamo

ahamoでは、お問い合わせ対応をAIチャットボットが受付しており、解決しない場合には有人オペレーター(チャット)が回答しています。

ahamoは、NTTドコモが提供しているサービスで、店舗やインフォメーションセンターなどで、専任スタッフがサポートを行わない分、人件費を削減して格安プランを実現しました。

対して、NTTドコモ(キャリア)では、インフォメーションセンターや店舗に、専任スタッフを常駐させて、一対一でお客様対応を行っているため、人件費などのコストが発生しています。

そのため、NTTドコモ(キャリア)のプラン編成は、サポート体制が充実している分、ahamoよりも割高になっています。

携帯電話市場では、常に価格競争が行われており、コストを削減したサービス展開によって、格安プランを実現しているので、AIチャットボットの活躍が光っています。

得得(飲食店)


画像出典:AIサービスロボット「Lanky Porter」うどんチェーン「得得」で導入

得得では、飲食業界で深刻化している「人手不足」問題を解決すべく、配膳・運搬業務を人の手からロボットに委ね、AIにより自動化することで省人化省力化を実現しました。

ロボットは、稼働が多い日には400回以上(2台の合計)の配膳業務を行い、汁物中心のメニューになるうどん店での配膳トラブルも抑制しています。

また、ロボットは、配膳・運搬業務のみならず、訴求効果の高い画像や動画をディスプレイに表示することで、動く広告としても活用できます。

東京ガス


画像出典:東京ガス / よくあるご質問・お問い合わせ

東京ガスのカスタマーサポートでは、お問い合わせの一次対応をAIチャットボットが行うことにより、365日受付できる環境を構築し、お客様からの満足度を向上しています。

また、コールセンターでは、AIが一次対応を行ったことによって、年間で約1万1000時間の電話業務の削減に成功しました。

IKEA


画像出典:IKEA Kreativ

IKEAでは、AIとアプリを活用して空間をデザインする「IKEA Kreativ」を導入し、手持ちのデバイス(スマホ・タブレット・パソコン)から、理想の空間作りをサポートしています。

IKEA Kreativの特徴は、既存の空間にIKEAの商品を配置することで、失敗しない自分好みのショールームを作成できることです。

IKEA Kreativには、スキャンした部屋(空間)を正確に把握して、3Dデジタル空間を生成する機能が備わっています。

加えて、IKEA Kreativでは、AIアルゴリズム(計算手法)によって、撮影した部屋(空間)から家具などのインテリアを消去し、新しい家具を配置した模様替えも行えます。

武蔵野大学


画像出典:武蔵野大学 / 生成AIチャットボットの利用方法

武蔵野大学では、2023年7月に、国内の大学で初の取り組みとなる、生成AIを搭載したチャットボットの導入を行いました。

生成AIを搭載したチャットボットの導入は、DX推進の一環であり、自然で高度な会話(対応)を実現することで、学生や職員が、正確な情報を素早く入手できるようになりました。

将来的には、蓄積された対話履歴を基に、学生一人一人に合わせた情報提供(会話)を目指しています。

まとめ

本記事では、ChatGPTの登場により、目覚ましい成長を遂げている「AIチャットボット」について、ご紹介してきました。

各企業では、コロナ禍を機に、顧客満足度の向上と、機会損失を防ぐために、人員の削減や業務の効率化を見直して、AIチャットボットの導入が加速してます。

当社の「ObotAI」は、ChatGPTとの相性を追求しているため、AIチャットボットとの相乗効果が期待できるサービスになっています。

また、株式会社 ObotAIでは、チャットでの会話内容をリアルタイム翻訳できる「翻訳チャット(有人対応)」も提供しており、多言語AIチャットボット「ObotAI(無人チャット)」と併用することで、顧客満足度を向上させて機会損失を防ぐことが可能です。

ObotSERVEの紹介動画

ご不明点・ご相談ごとについては、下記の「オンライン予約」よりご予約いただければ、当社スタッフからサービスのご案内をさせていただきます。
お問い合わせ】【オンライン予約

ぜひ一度、お問い合わせください。

New call-to-action

資料ダウンロード